台湾の美食の香りが世界へ向かって広がろうとしている。経済部商業発展署は28日、『人進』『品出』『店出』の三つの戦略を発表し、台湾の飲食産業のグローバル展開を本格的に推進すると明らかにした。この戦略は、外国人観光客を台湾に呼び込む『人進』、台湾の特色ある食品を海外に輸出する『品出』、そして台湾の飲食ブランドが海外に店舗を展開する『店出』の三本柱で構成されている。

商業発展署は、山海樓、林聰明沙鍋魚頭、山海豆花といった代表的なブランドを結集し、これらの戦略の成果を発表した。これらは、台湾料理、特製ソース、スイーツの多様な魅力を世界に発信する役割を担っている。

台湾の食文化は非常に豊かで多様であり、商業署は『5香26味』という台湾味のフレームワークを構築している。また、台湾料理のテーマコンテストや鍋物フェスティバル、弁当フェスティバルなどを通じて、台湾人が日常的に親しむ味を体系的に整理し、外国人観光客が台湾を知るための重要な入り口として位置づけている。

ブランドのグレードアップ支援として、商業署はサービスプロセスの改善や顧客体験の最適化を推進。さらに、特色商品の開発、市場テスト、国際商談、海外マーケティングなどを通じて、台湾の飲食業界が『お客様を呼び込む』だけでなく、『製品を海外に送り出し』『店舗を海外に展開する』ことを支援している。

具体的な成果として、高級台湾料理レストランの山海樓は、台湾の宴席文化と地元食材を活かし、ミシュランの評価を複数年にわたり獲得。外国人観光客にとって、台湾料理を味わうための重要な存在となっている。一皿の料理が、台湾を知る窓口となっているのだ。

一方、嘉義の人気店『林聰明沙鍋魚頭』は、看板の沙茶風味を『聰明醬(聡明ソース)』として商品化し、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどの市場に進出。家庭でも再現できる台湾の味を提供している。

台北・永康街の有名ブランド『山海豆花』は、ブランドコラボレーションや海外出店の形で、香港、日本、韓国に進出。滑らかな豆花と台湾のスイーツ文化を国際的に広めている。

今後は、台湾の庶民的な味として親しまれる『油蔥』(ユーチョン)に注目。『台湾味琥珀油香コンクール』を開催し、適温でじっくり炒めた黄金色の油香と、台湾人の食の記憶を掘り起こす。また、レストランへの英語対応メニューの導入や、外国人にやさしい接客サービスの支援も強化。海外の観光客が安心して注文でき、台湾料理を体験しやすい環境を整える。

さらに、国際商談会も開催し、海外の流通業者を台湾に招待してのビジネスマッチングを促進。商品輸出、ブランドライセンス、海外出店のネットワークを構築していく。今後も『人進・品出・店出』の戦略を深化させ、台湾の美食を世界の食卓へと届け、最も香り高い国民外交を実現していくとしている。

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