日本の人気推理作家、東野圭吾さんが7月23日未明、大腸癌のため亡くなりました。68歳でした。訃報は講談社が27日に発表しました。このニュースをきっかけに、大腸癌の早期発見やがん検診の重要性への関心が高まっています。

厚生労働省の最新のがん登録データによると、2023年に台湾で新たに大腸癌と診断された人は1万9074人で、発生数は肺がんに次いで2番目に多いです。2025年の死因統計では、大腸がんが依然としてがん死因の第3位となっています。

大腸がんは初期段階では自覚症状が現れにくく、気づきにくい病気です。多くの場合、腸内の腺腫性ポリープが時間とともにがん化する経過をたどりますが、ポリープができたばかりの段階では、ほとんど自覚症状がありません。そのため、患者本人が気づくのは難しいのが現状です。

病変が進行すると、便に血が混じる、排便の回数や便の形が変わる、腹痛などが現れることがあります。しかし、これらの症状は痔や一般的な胃腸の不調と勘違いされやすく、見過ごされがちです。

国民健康署は、大腸がんの治療成績は発見時期と密接に関係していると指摘しています。0期から1期の患者が適切な治療を受けた場合、5年生存率は90%以上に達します。しかし、初期の病変には明確な警告サインが少ないため、体の不調に頼るだけでは判断できません。定期的に検診を受けることが、異常を早期に見つける最も確実な方法です。

政府は2025年から公費での大腸がん検診の対象年齢を拡大しました。45歳から74歳の人は、2年に1回、無料で便潜血検査を受けることができます。また、40歳から44歳で、親や子、兄弟姉妹に大腸がんの患者がいる人も対象に含まれます。

この検査は内視鏡を使わず、少量の便を採取するだけで、肉眼では見えない微量の出血を調べるものです。国民健康署が公表した科学的根拠に基づくデータによると、2年に1回の免疫法便潜血検血検査を継続することで、進行がんの発生率が約29%低下し、死亡率は約35%低下することが確認されています。

検査結果が陽性だった場合、すぐにがんと診断されるわけではありません。しかし、出血の原因を特定するために、できるだけ早く大腸内視鏡検査を受ける必要があります。ポリープが見つかれば、その場で切除することで、がんへの進行を防ぐことができます。

大腸がんのリスクは年齢とともに高まります。特に50歳以上の人にとっては、定期的な検診の受診が強く推奨されています。また、過去に腺腫性ポリープや炎症性腸疾患の診断を受けた人、あるいは親族に大腸がんの患者がいる人も、リスクが高いため、注意が必要です。こうした方は、かかりつけ医と相談し、適切な検査の方法や頻度を決めることが大切です。

国民健康署は、便潜血検査の結果が陰性だった場合でも、今回の検査で異常がなかったという意味にすぎず、将来的にがんになるリスクがゼロになるわけではありません。引き続き、定期的な検診を受けることが重要です。また、次回の公費検診の時期が来ていなくても、血便が続く、排便の習慣が変わった、腹部に違和感があるなどの症状があれば、すぐに医療機関を受診し、医師の診察を受けるべきです。

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  • 出典:PR Times
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