韓国文化体育観光部の統計によると、2026年1~6月の韓国訪問外国人観光客は累計で1000万人を突破し、前年同期比21.3%増の1071万人となった。6月単月でも199万3128人と、前年比23.1%増加している。訪問国の内訳では中国が64万9000人で最も多く、次いで日本(34万8000人)、台湾(22万3000人)、アメリカなどからの訪問者が続いている。
また、6月の外国人観光客によるカード取引額は2兆544億ウォンに達し、過去2か月連続で2兆ウォンを突破。2026年上半期の累計取引額は10兆389億ウォンで、前年比50.8%増加している。消費力の高さが際立っており、特に中国観光客の支出が観光収入を牽引している。
中国観光客の需要に対応するため、韓国の格安航空会社イースタージェット(Eastar Jet)は、9月1日から10月23日まで大邱~張家界間の臨時便を週2往復(火・金)で運航すると発表した。これは同社が2009年の就航以来、初めて大邱発の国際線を開設するもので、今後、大邱~上海間の不定期便も2027年夏の運航を目指している。同社はすでに韓国国土交通部から11路線の韓中航路の運航権を取得している。
実際に韓国を訪れた中国のネットユーザーからは、「駅が人でごった返していて、中国国内と同じくらい混んでいる」「韓国料理は偏見とは違って豊富で、毎食満足できた」「済州島はソウルより美味しいし楽しい」「友達とソウルでショッピングやアフタヌーンティーを楽しんだ。夫と釜山の海辺を散歩した」「美容医療とショッピングの聖地だ」「観光地にこだわらず、散歩して食べて飲んで、漢江で風に当たるだけでも心地よい」「韓国は街も人も洗練されていて高級感がある」「ソウルは美容医療と買い物に最適。還元率も高い」といった声がSNS上で多く見られる。
一方、日本国家観光局の推計によると、2026年上半期の中国からの訪日観光客は前年比56.4%減と大幅に減少した。これは、昨年11月の高市早苗首相の国会における台湾関連発言が影響したとされる。しかし、全体の外国人訪日者数は2108万4800人と、前年同期比2.0%の小幅な減少にとどまっている。
この背景には、韓国、台湾、東南アジア、欧米からの観光客の着実な増加がある。福岡県の太宰府天満宮では年間約1000万人が訪れるが、外国人の9割を韓国と台湾の観光客が占めており、神職も「参拝者の数に変化は感じない」と話している。立教大学の西川亮准教授は、「日本観光は中国依存から脱却し始めている。中東情勢の悪化で欧州からの旅行中止が相次いでも、訪日外国人数は安定している」と分析している。
出典:韓聯社 編集責任者/林俐
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