台股は29日、盤中で4万ポイントを割り込み、終値は1564.18ポイント安の40009.18ポイントで取引を終了。これは台股史上7番目の大幅下落となった。伝説的トレーダーの巨人傑氏はフェイスブックで投稿し、台股の「処置制度」が流動性問題を加速させていると指摘した。買われ材料が現れない限り、処置制度と融資断頭が重なり、多くの銘柄が毎日「跌停板」に強制的に並ばされることになると警告している。
「処置制度」とは何か? 1つの銘柄の最近の価格、出来高、回転率に異常な変動が見られた場合、市場の過熱を防ぐため、取引所が段階的な警戒・管理メカニズムを発動する。銘柄が「処置対象」に指定されると、取引方式が逐次約定から5分ごと(第1次処置)または20分ごと(第2次処置)の約定に変更される。また、一定数量以上の売買は事前収款券が必要となり、流動性が大幅に低下する。
巨人傑氏は、現在の台股ではすでに流動性に問題が生じており、台湾特有の「かわいげある」処置制度が、今後さらに多くの銘柄を処置対象にし、流動性問題を加速させると指摘。融資断頭により処置対象となった銘柄は、買われ材料がなければ、毎日「跌停板」に並ばざるを得ず、終日価格が動かない「一字板跌停」の状態が続くことになると述べた。
巨人傑氏は、この状況は2025年の関税戦争時よりも深刻だと評価。当時は多くの銘柄が処置対象になる前に反発を始めたが、今回はそうした動きが見られない。台湾の処置制度は、上昇時に過度な追高を防ぐという論理に基づいている。しかし、下落時には「恐慌売り」を防ぐために分割取引を行うのか? それでも維持率の問題による強制売却(断頭)は避けられず、「かわいげある制度」と皮肉っている。
巨人傑氏は、買われ材料が現れない限り、処置制度と融資断頭の組み合わせにより、多くの銘柄が毎日「一字板跌停」の状態となり、売りが売りを呼ぶ「多殺多」の状況になると警告。29日の跌停銘柄数は、ここ数ヶ月で最多になる見込みだと述べた。
「一字板跌停」とは何か? K線図上で、1つの銘柄が終日動かない状態を表す表現。取引開始と同時に即座に「跌停」に達し、終日その価格で推移するため、始値・終値・高値・安値がすべて同一となる。K線図上では、国字の「一」のように横一線のラインとして描かれる。
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- 出典:PR Times
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