中聯油脂事件を受けて発生した食品安全問題と政治的議題について、台北市長の蔣萬安氏は、行政院長の卓榮泰氏が責任を取るべきだと主張し、陳其邁高雄市長を次期閣揆の適任者として指名した。これに対し、高雄市長の陳其邁氏は、29日、記者会見で『現時点での最優先課題は、市民の食の安全を守ること』と述べ、台北市長も同様の姿勢であるべきだと指摘した。その上で、自身は市民に対して任期満了まで市政に専念するという約束をしているため、最後の日まで責任を果たすと強調した。

蔣萬安氏は、現在の行政と立法の間で多くの事務が停滞していると指摘。卓榮泰氏が『破罐破摔(あきらめきった)』ような態度を取っていると批判し、政治的対立が深まり、国民が最も大きな被害を受けていると述べた。これは、総統の賴清德氏にとっても好ましくない状況であるとし、卓榮泰氏の辞任は責任政治を実現し、政治的対立を解消するための手段になると主張した。また、陳其邁氏は施政満足度が高く、優れた行政手腕を持つため、適任の閣揆候補であると評価した。

連日、蔣萬安氏からの政治的発言を受け、陳其邁氏は、新北市長の侯友宜氏の言葉を引用して『それぞれが自分の仕事をしっかり行うべきだ』と再強調した。食品安全の防衛ラインにおいて、地方政府の役割は工場の検査と製品の検証であり、中央政府は政策の立案、制度の整備、調整を担っていると説明。中央と地方が協力して初めて、効果的な対策が可能になると訴えた。そして、もし全員が『倒閣』などの政治的手段に走れば、実際の食品安全対策が放置され、それが中央・地方・与野党すべてが真剣に考えるべき課題だと指摘した。

陳其邁氏は、行政院の会議において、高雄市としての唯一の考えは『専門的見解に基づいて法改正を行うこと』だと強調した。たとえば、今回の事件を受けて、食品安全委員会を設置してリスク評価を専門的に行うべきかどうかを明確にし、中央と地方の連携のもとで権限と責任をより明確に分けることで、今後の食品安全対策を強化できると述べた。最後に、『皆が法改正や制度改革に取り組むのではなく、政治的対応ばかりしているのは、国民が望む姿ではない』と嘆いた。

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  • 出典:PR Times
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