滙豐グループ(HSBC)が最新発表した2026年『グローバル富裕投資者簡報』(HSBC Global Affluent Investor Snapshot)では、世界10カ国・地域の約1万人の富裕層および高資産者を対象に調査を行いました。その結果、台湾の富裕層の70%が株式を保有しており、これは世界平均の52%を大きく上回る水準です。さらに、香港(65%)、中国(59%)、米国(51%)といった主要市場をも上回っており、株式が台湾の富裕層にとってのコアな成長エンジンであることが明らかになりました。

台湾の富裕層の株式資産は、全体の約3分の1にあたる30%を占めており、積極的な資産運用姿勢がうかがえます。一方で、防御的資産としての現金保有率は23%で、世界平均の19%をやや上回っていますが、2024年33%から着実に低下しており、リスクを取る姿勢が強まっていることを示しています。

財務目標としては、53%が「退職準備」を最優先に挙げており、次いで「資産の安全確保」(51%)、「追加的な収入源の創出」(45%)が続きます。将来12か月の投資計画では、多くの富裕層が「貴金属・金」(+19%)、「定期預金」(+18%)、「多様な資産を組み合わせたマネージドソリューション」(+15%)の保有を増やす予定です。これにより、「成長」と「防御」の両軸を重視する投資戦略がさらに明確になっています。

投資への自信については、2025年と比べて短期・中期・長期の目標達成への自信が2026年にはすべて向上していますが、調査対象の10市場中で最も低い水準にとどまっており、台湾の投資家が依然として慎重な姿勢を保っていることがわかります。

また、政府による『アジア資産管理中心』構想や規制緩和の影響を受け、台湾の富裕層の海外投資志向は16ポイント上昇し、44%に達しました。これは『台湾を基盤に、世界に投資する』姿勢の表れです。海外市場の人気ランキングでは、米国が52%でトップ、次いで中国(38%)、日本(34%)と続き、香港はそれらに次ぐ位置となっています。

滙豐(台湾)商業銀行 国際財富管理暨卓越理財事業處の胡醒賢(フー・シインシェン)负责人は、「台湾の投資家は市場の上昇と資産形成を経て、リスクを前提としたグローバルな視野を持つようになってきています。政策の支援もあり、多様な投資商品への関心が高まっています」と述べています。

【滙豐2026『グローバル富裕投資者簡報』台湾の主なデータ】

- 株式保有率:70%(コア成長エンジン) - 世界平均:52%(台湾は香港65%、中国59%、米国51%を上回る) - 株式資産配分比率:30%(全体の約3分の1) - 世界平均:16%17% - 現金配分比率:23%2024年33%から低下) - 世界平均:19% - 海外投資志向:44%16ポイント上昇) - 主要市場:米国52%、中国38%、日本34% - 将来12か月で増加予定の資産: - 貴金属・金(+19%) - 定期預金(+18%) - 多様な資産配分マネージドソリューション(+15%) →「成長+防御」の二軸戦略が明確に

【よくある質問】

Q1:滙豐2026年調査で、台湾の富裕層の株式保有率は? A:台湾の富裕層の70%が株式を保有しており、資産の30%を株式に配分しています。いずれも世界平均を大きく上回り、香港、中国、米国をも上回っています。

Q2:台湾の富裕層が将来12か月で増やしたい資産は? A:調査では、貴金属・金(+19%)、定期預金(+18%)、多様な資産配分マネージドソリューション(+15%)の3つが上位に挙がっています。

Q3:台湾の富裕層が最も好む海外投資先は? A:海外投資への関心は44%に達し、その中で最も人気があるのは米国(52%)です。次いで中国(38%)、日本(34%)が続きます。

資料提供:滙豐グローバル富裕投資者簡報 2026

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:調査