写真撮影を始めたいけれど、高価な新製品は手が出せない――そんな写真愛好家たちの目が、中古市場に向けられている。日本の中古カメラプラットフォーム「Minna no Camera」が発表した2026年上半期のミラーレスカメラ取引ランキングによると、Canon EOS R6 Mark IIが他社を抑え、中古販売台数1位を記録した。SonyやNikonの機種も多数トップ10にランクインしており、消費者が「高コスパ」と「実用性」を重視する傾向が鮮明になっている。

2026年上半期 日本中古ミラーレスカメラ人気Top 10

Minna no Cameraの取引データによると、2026年上半期に最も取引された中古ミラーレスカメラは以下の通り。

- 1位:Canon EOS R6 Mark II - 2位:Sony α7 IV - 3位:Nikon Z50 II - 4位:Canon EOS R6 - 5位:Sony ZV-E10 II - 6位:Sony ZV-E10 - 7位:Sony α6400 - 8位:Nikon Z50 - 9位:Canon EOS R8 - 10位:Sony α7C II

Canon EOS R6 Mark IIが1位に フルサイズ高規格が依然人気

2026年上半期の中古市場で最も多く取引されたミラーレスカメラは、2022年に発売されたCanon EOS R6 Mark IIだった。このフルサイズモデルは発売から数年が経過しても、写真撮影、動画記録、自動フォーカス性能のいずれも高い水準を維持しており、現在の日本の中古相場は約21万円(約4.15万新台湾ドル)とされている。この価格帯は、フルサイズ機へのアップグレードを検討するユーザーにとって非常に魅力的だ。

実際に使用しているユーザーからは、「R6IIのフォーカス性能がとにかくすごい。EOS Rのフォーカスも悪くないが、R6 IIはR3と同じシステムで、人物や動物だけでなく車両の追尾までできる」との声。また、「IBIS(機械式手ブレ補正)があるだけで、手持ち撮影のクオリティが飛躍的に向上する。本当に何を撮っても綺麗に仕上がる」との評価も。

さらに、「Canonのタッチパネルとチルト式液晶は使いやすい。初めてのミラーレスもCanonで、操作性に不満はない。EVF内のジョグレバーでフォーカスポイントを移動できるのも便利だ」との意見。フルサイズセンサーによる画質の差についても、「スマホとは全く違う次元の仕上がり。大口径レンズでポートレートを撮ると、毎回自分でもすごいと思える」と高評価だ。

HDR機能やWi-Fi経由でのスマホ転送、iPhone風のパンオラマ機能についても言及され、「風景撮影にHDRを使い、スマホで簡単に加工してSNSに投稿できる。操作性も含め、CanonのUIは最も直感的」との声が多数。また、「人物の顔・瞳AFが優秀で、ピンボケ写真がほぼ出ない。大口径レンズで女性を撮るときも安心」との意見も。

一方で、「R6でも十分使えるが、R6 IIは本当に魅力的。ただ財布が厳しい」との声も。それでも、「次はR6 IIに直で行くべきかも」との前向きな意見も見られた。

2位はSony α7 IV、3位はNikon Z50 II

2位にはSony α7 IVがランクイン。中古価格は約20万円(約3.95万新台湾ドル)。3位はNikon Z50 IIで、中古相場は約10.7万円(約2.11万新台湾ドル)と、価格面で親民な選択肢として人気を集めている。

中古市場の二極化:フルサイズ vs APS-C

データから読み取れるのは、中古カメラ市場の「二極化」傾向だ。一方では、約19万円の中古価格帯のフルサイズ機を求めるユーザー。高性能を低価格で手に入れたいというニーズが背景にある。他方では、約9万円の中古APS-C機を求めるユーザーがおり、写真の入門コストを最小限に抑えたいという需要が強い。

また、ランキングの半数以上が10万円以下の価格帯に属しており、低価格帯機種の人気が依然高いことがわかる。

新旧世代が共存 前モデルも高CP値

ランキングには、新旧モデルが同時にランクインする現象も見られる。たとえば、CanonのEOS R6とR6 Mark II、SonyのZV-E10とZV-E10 II、NikonのZ50とZ50 IIなど。新モデルは動画性能やAF、操作性で進化しているが、センサーサイズは同じため、画質の差は限定的。そのため、最新機能を一部犠牲にしても予算を抑えたいユーザーには、前モデルが依然として魅力的だ。

Canon、Sony、Nikonが三強 APS-C機が初心者に人気

ランキング全体をみると、中古市場は依然としてCanon、Sony、Nikonの3社が支配している。特に小型軽量なAPS-C機は、Sony ZV-E10シリーズやα6400などが安定した取引量を維持。新世代のユーザーは最高スペックよりも、携帯性や日常での使いやすさを重視しており、カメラをファッションアイテムやライフスタイルの一部として捉える傾向も強まっている。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:調査
  • 関連組織:Canon / Sony / Nikon
  • 製品・サービス:Canon EOS R6 Mark II / Sony α7 IV