出国旅行というと、荷物を持って空港に走る、赤目便で疲れ果てること、毎日違うホテルや街を回るといったイメージを持つ人が多いだろう。しかし最近では、まるで「移動式リゾート」ともいえるクルーズ旅行を選ぶ人が増えている。荷物の整理が不要で、船に乗ればビュッフェやバー、劇場ショー、プール、アトラクションまで完備。一晩眠れば次の国に到着するというスタイルは、退職世代だけでなく、若者、カップル、家族連れにも人気だ。

一体どのクルーズブランドが旅行者を最も魅了し、人生で一度は乗ってみたいリストに入るのだろうか? 『ネット温度計DailyView』は、世論分析ソフト『KEYPOビッグデータキーエンジン』を用いて、ネットユーザーの関心が高いトップ10のクルーズブランドをランキングした。では、荷物を用意して、海のバケーションへ出発しよう。

第10位:セレブリティ・クルーズ

図版セレブリティ・クルーズ(画像/セレブリティ・クルーズ香港公式サイトより)

「海上の移動式高級ホテル」と称されるセレブリティ・クルーズは、ロイヤル・カリビアン・グループに属し、モダンなラグジュアリーと洗練されたサービスで知られる。多くの旅行者にとって、手ごろな高級クルーズの代表的存在だ。アジア、ヨーロッパ、バミューダ、アラスカ、パナマ運河、ハワイなど、人気の観光地を網羅する航路を展開しており、世界中を旅しながら高品質な海上バケーションを楽しめる。

船内では、ワインや美食を楽しむほか、料理教室、フィットネスプログラム、ステージショーの鑑賞、スパでのマッサージなど、朝から晩まで多彩なエンターテインメントが用意されている。ブログ「点数旅人」のFacebookページでは、「セレブリティ・クルーズはやや高級路線のメジャークルーズ会社で、サービスと食事の質が非常に高い。主な顧客層はX世代」と評している。

『フォーブス・トラベルガイド』2025年度の総合評価で推薦された「セレブリティ・エクストリーム号」を例に挙げると、全長16階建てで2,910人を収容可能。多様な客室やスイートに加え、「The Retreat®」ではスイート利用者専用のレストラン、バー、プール、サンデッキ、専属コンシェルジュサービスを提供している。船側に設置された「マジカル・マット」は垂直に移動し、異なるデッキで展望や食事体験を楽しめる。

さらに、29軒以上のレストラン、バー、ラウンジを備え、劇場、カジノ、プール、スパ、フィットネスセンターなどの施設も充実。旅行者のあらゆるレジャーニーズに対応している。

第9位:スター・クルーズ

図版スター・クルーズ(画像/麗星クルーズ公式サイトより)

スター・クルーズは2015年に雲頂香港が中国・広州で立ち上げたブランドで、アジアの旗艦的クルーズブランドを目指していた。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックにより、運航停止や資金難に陥り、2022年に営業終了を発表した。その後、旅行市場の回復に伴い、名勝世界クルーズが2025年にスター・クルーズの再開を正式に発表。母港をシンガポールに移し、国際クルーズ市場への復帰を宣言した。

現在の主力船「雲頂夢号」は全長335.3メートル、幅39.7メートル、18階建ての甲板を持ち、1,674室の客室で3,352人を収容できる。客室タイプは内側客室、海側客室、テラス付き客室から、高規格の「皇宮庭苑別墅」「皇宮行政套房」「皇宮豪華套房」まで多様に揃い、さまざまな旅行者のニーズに対応している。

雲頂夢号に搭乗すれば、豊富なバイキングスタイルの国際料理を楽しめるほか、ロープコース、ビーチパーティー、ウォータースライダーなどの人気アトラクションも体験可能。親子連れは「小小夢想家天地」で、知育活動やクリエイティブワークショップを通じて子どもが存分に楽しむことができる。大人はブランドショップでショッピングを楽しみながら、ライブバンドの演奏を聴き、熟成ワインや高級ウイスキーを味わえる。

心身をリラックスさせたい人には、東洋と西洋の健康理念を融合したスパセンターがおすすめ。また、星座劇場では豪華なパフォーマンスを鑑賞できる。

第8位:ロイヤル・カリビアン・インターナショナル

ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(画像/Royal Caribbean Facebookより)

「世界最大の巨大クルーズ船」の魅力を体感したいなら、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルを外すことはできない。世界的に代表的なクルーズブランドの一つで、『海洋英雄号』『海洋神話号』『海洋交響号』『海洋水手号』、アイコンクラスの『海洋標誌号』『海洋之星号』、オアシスシリーズの『海洋烏托邦号』『海洋綠洲号』など、多数の有名船を保有。アジア、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなど、世界各地に航路を展開し、旅行者に多様な海上バケーションを提供している。

「海洋光譜号」を例に挙げると、内側客室、海側客室、テラス付き客室、スイートなど、さまざまな客室タイプを用意。スイート利用者には専用レストラン、ラウンジ、サンデッキなどの特別待遇が与えられる。2階建てのファミリースイートには、滑り台やクライミングウォールが設置され、子どもは思いっきり遊べる。大人は室内スパや無敵の海景を楽しみながら、映画鑑賞やカラオケで家族と過ごせる。

客室を出れば、さらに多彩な体験が待っている。ロボットアームがカクテルを調製する「ロボットバー」でドリンクを味わい、『川谷薈』などの特徴的なレストランで世界中の料理を堪能。デッキサーフィン、デッキスカイダイビング、バンパーカーなど、人気アトラクションに挑戦できる。アーチェリー、フェンシング、サルサダンス、サイレントディスコなど、アクティビティも豊富だ。海上の壮大な景色を一望したいなら、象徴的な「ノーススター観景キャビン」に乗り、360度のパノラマビューを楽しもう。

第7位:三井海洋クルーズ

図版三井海洋クルーズ(画像/三井海洋クルーズ公式サイトより)

三井海洋クルーズは、日本が誇る極上の「おもてなし精神」を太平洋に運んだブランドだ。注目を集めるラグジュアリー新星「三井海洋富士号」は、総トン数32,447トン、定員458名と小規模で、大型クルーズ船が寄港しにくい秘境の港にも立ち寄れる。

全客室には、日の出と日没の美しい海景を楽しめる設計。客室タイプは「尊絶スイート」「クラシックスイート」「トップスパスイート」など。プール、劇場、バー、カジノ、麻雀室、トリートメントルーム、スポーツセンターなどのレジャーファシリティも充実。さらに、世界有数の名シェフ・三国清三氏を料理顧問に迎え、北斎レストランの特別メニューを監修している。

洗練されたインテリアデザインと日本伝統のホスピタリティが融合し、混雑を避け、心身をリラックスさせたい旅行者に最適だ。

特に注目すべきは、富士号がアジア航路で台湾に配慮している点。基隆、高雄、蘇澳から出発する離島クルーズを企画し、沖縄の座間味島、西表島、宮古島などの絶景スポットを訪れる。さらに、Wi-Fi、ほとんどのアルコール飲料、船上での消費金額が含まれるという点も魅力だ。ネットユーザーからは、「このクルーズは貯金してでも行きたい」「料金は少し高いが、400人ほどしか乗らない。全室にバルコニー付き。大型クルーズとは違う魅力がある」との声が上がっている。

第6位:プリンセス・クルーズ

図版プリンセス・クルーズ(画像/Princess Cruises公式サイトより)

「プリンセス・クルーズ」は、洗練された航海に対する多くの人の夢を叶えるブランドだ。世界7大陸、380以上の目的地に航路を展開。2018年には、台湾の乗客から「最もおすすめのクルーズブランド」と評価された実績を持つ。

アジア市場向けに日本で建造された「ダイヤモンド・プリンセス号」は、総トン数115,875トン、定員2,670人。アメリカの大らかさと日本の細やかさが融合した設計だ。船上には海上最大級の日式温泉「Izumi Japanese Bath®」があり、海を眺めながらさまざまな湯浴みを楽しめる。また、スパ、プール、劇場、カジノ、バー、ナイトクラブ、星空の屋外映画館など、施設も充実している。

レストランでは、伝統的な時間帯制と自由な「アニュイット・ダイニング」の両方を提供。グルメ必見は、Kai Sushiの高級寿司レストランだ。

近年、ダイヤモンド・プリンセス号はアジアに注力し、横浜発で基隆、石垣島、沖縄に寄港し、再び横浜に戻る離島航路を展開。さらに、全船に「プリンセス・メダリオン」というスマートデバイスを導入。身に着けるだけで、迅速な乗船、簡易な訓練、友人との位置共有、注文、非接触決済が可能になる。Instagramでは、「スマホアプリとメダリオンの位置情報・アバター表示で、スタッフが間違えて配膳することはない」との声も。

第5位:ノルウェージャン・クルーズ・ライン

ノルウェージャン・クルーズ・ライン(画像/Norwegian Cruise Line公式サイトより)

伝統的なクルーズの食事時間や正装のルールに縛られたくない? 「フリースタイルクルーズ」を掲げるノルウェージャン・クルーズ・ラインが、その解決策かもしれない。アジア航路で華やかにリニューアルされた「ノルウェージャン・エメラルド号」は、同社の「My Cruise, My Way(私のバケーション、私のルール)」という精神を体現している。船上には16軒の特徴的なレストランがあり、無料の食事に加え、気分に応じてブラジルのシュラスコやフランス料理を楽しめる。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:調査
  • 関連組織:Norwegian Cruise Line