台北市の路側にある歩行者用ごみ箱が急速に姿を消している。環境局長の徐世勲氏は昨日(4日)、議会の警政衛生委員会で報告し、近年、市民が家庭ごみを歩行者用ごみ箱に違法に捨て続ける事態が続いていると指摘した。試行的に蓋付きのごみ箱の設置や投入口の縮小などの対策を講じたが、違反者はそのまま箱の横や地面にごみを放置するため、効果がなかったという。このため、環境局は対策として、ごみ箱の総数を約2000カ所から806カ所へと削減。今後は65カ所の商業地区と63カ所の観光地に限り設置を維持し、その他の地域では段階的に設置を減らしていく方針を示した。
蓋付き・投入口縮小でも防げず! 家庭ごみの違法投棄が常態化、2000カ所から806カ所へ
徐氏は、台北市では一般道路に歩行者専用の清潔箱を設置し、市民や観光客が携帯ごみを捨てられるようにしてきたと説明。しかし、近年、家庭から出るごみが頻繁に違法に捨てられるようになり、市容が乱れる原因となっていると述べた。対策として、蓋付きの清潔箱の試行や投入口の小型化を実施したが、違反者はそのまま箱の周囲や地面にごみを投棄するため、これらの対策は形骸化していると認めた。
このため環境局は、65カ所の商業地区と63カ所の観光地については観光需要を考慮してごみ箱の設置を維持。それ以外の地域では段階的に設置を減らし、現在のごみ箱総数は806カ所まで削減された。国民党の秦慧珠議員は、ごみ箱が今後も年々減少し、ゼロになる可能性があるかを質問。これに対し、民進党の張文潔議員は、大規模な商業地以外にも、市場や飲食街、一般市民が利用する飲料カップなど小型ごみの排出需要があると指摘。ごみの増加がすべて家庭ごみによるものではないため、実際の市民ニーズを把握すべきだと主張した。
徐局長は、自身が就任当初から全面撤去の可能性を検討していたが、観光客の利便性を考慮し、主要観光地や商業地のごみ箱は維持すると回答。家庭ごみの違法投棄が多発する地域については、地域の町会長らと協議の上、さらなる削減を検討すると述べた。なお、各公園、市場、地下鉄駅などについては、それぞれの管理責任者がごみ箱の設置と収集を管理している。
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- 出典:PR Times
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