多くの人が健康や養生のために、朝起きてすぐにコップ一杯の水を飲む習慣を持っている。これは消化システムを目覚めさせ、血液循環を助け、血液の粘稠度を下げる効果があるとされている。しかし、飲み方を間違えると、かえって体に負担をかけてしまう可能性がある。
日本外科専門医の甲斐沼孟氏は、目覚めてすぐに熱すぎるお湯を一気に飲むことは、血圧に反射的な変動を引き起こす可能性があると指摘している。特に高血圧や動脈硬化の患者、そして朝にめまいや動悸を感じやすい人にとっては、心血管への負担が増えるおそれがあるという。そのため、朝の水分補給は「少量」「微温」「ゆっくり飲む」という原則を守ることが大切であり、それが真の健康維持につながると提言している。
### 朝起きてすぐに温かいお湯を飲んではいけないのか?
日媒『yoga』の報道によると、甲斐沼孟医師は、起床直後は体が軽度の脱水状態にあり、自律神経もまだ安定していないため、血圧が上がりやすく、血管が収縮しやすい状態だと説明している。このタイミングで一度に熱すぎるお湯を飲むと、内臓の血管が急に拡張し、結果として血圧が反射的に上下する。これにより、一部の人は動悸やめまいなどの不快症状を訴えることがあるという。
### 起床直後の血管は最も脆弱!一気に熱いお湯を飲むと血圧が変動
甲斐沼孟医師は、60代の男性の症例を紹介した。この男性は健康のために、毎朝起きてすぐに熱々のお湯をコップ一杯飲む習慣を持っていた。しかし、長年続けてきたこの習慣こそが、彼が毎朝感じるめまいや動悸の原因だったという。
### 血管に負担をかける3つの誤った飲み方:高血圧・糖尿病患者は特に注意
甲斐沼孟医師は、血管は短時間での急激な変化に弱いと強調している。水分の温度、摂取量、浸透圧が短時間で大きく変化すると、血管にストレスがかかってしまう。以下の3つの飲み方は特に注意が必要だ:
- 起床後すぐに一気に熱いお湯を飲み干す - のどが渇いてから一度に大量に水分をとる - 朝一番の飲み物にカフェイン飲料を選ぶ
高血圧や糖尿病の患者は血管の弾力性が低下しているため、こうした急激な負荷に対して問題を起こしやすくなる。決して軽視してはならない。
### 朝の空腹時にどれくらいの水を飲めばいい?どう飲むのが健康なのか?正しい水分補給の4つの原則
朝の第一杯の水を体の味方にするため、甲斐沼孟医師は以下の4つの原則を守ることを勧めている:
- **水温は適度に**:体温に近いか、少し温かい程度の水温が望ましい。口が熱いと感じるほど高温である必要はない。常温の水でも問題ない。 - **最初の量をコントロール**:起きて最初に飲むのは100~150ミリリットル程度で十分。コップ一杯すべてを一度に飲む必要はない。 - **少しずつゆっくりと**:一気に飲み干さず、洗顔や着替えなどの合間に分けて少しずつ補給する。 - **こだわりすぎない**:補水のポイントは「穏やかでスムーズ」であること。特定の温開水にこだわったり、複雑な手順を踏んだりする必要はない。
出典:『yoga』
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