「列車病院」と称される高雄機廠は、歴史的使命を終えた後、新たに生まれ変わります。旧工場跡地を活用して整備された「高雄親子遊園地」が8月8日の父の日より正式にオープンします。多彩な親子向け遊具に加え、鉄道文化を融合した「鉄道機廠探検現地展」と週末限定のガイドツアーを実施し、市民にかつての鉄道整備の中心地を訪れ、高雄の120年にわたる鉄道発展の歴史を学ぶ機会を提供します。

鉄道機廠探検展と限定ツアーで高雄機廠の120年史を解き明かす

高雄機廠の元工場長である謝進崑氏が、かつての鉄道作業の思い出を語りながら、作業現場を再訪します。(写真提供:高雄市立歴史博物館)

高雄市長の陳其邁氏は、高雄機廠は打狗支工場の時代から120年以上の歴史を持ち、高雄の工業発展の重要な証であり、多くの市民にとって共通の都市記憶であると述べました。市は園区の再生を進める一方で、歴史文化の保存にも力を入れており、鉄道機廠探検展やガイドツアーを企画することで、親子で楽しめる空間だけでなく、高雄の鉄道文化を深く理解できる機会を提供したいとしています。

オープニング当日には、かつて高雄機廠で勤務していた退職職員がガイドとして招かれ、貨車工場、客車工場、移車台などかつての重要施設を案内し、現場での作業経験や鉄道職人の物語を語ります。これにより、長年封印されていた工場の記憶が再び鮮明に蘇ります。

高雄機廠の歴史は1901年にさかのぼります。当時、打狗から台南への鉄道が開通したことに伴い、「打狗支工場」が設立され、鉄道車両の修理を担当しました。その後、「打狗工場」「高雄鉄道工場」と名称を変更し、台湾の三大鉄道工場の一つとなりました。第二次世界大戦後に再建され、「高雄機廠」と改称されました。1953年からは貨車の検査を専門とし、1975年に鳳山、前鎮、苓雅の境界にある新工場に移転しました。ここでは台湾鉄道の貨車と客車の修理を担い、850人の従業員が作業に従事し、年間約2,500両の貨車を検査したため、「列車病院」と称されました。

高雄の鉄道地下化と都市開発に伴い、高雄機廠は2018年から段階的に操業を停止し、検査業務は屏東潮州車両基地に移管されました。2022年に完全に移転が完了し、一つの時代が幕を閉じると同時に、旧工場跡地の再生と再利用の新たな一歩がスタートしました。

園区のオープンに合わせ、文化局は「鉄道機廠探検現地展」を同時開催します。歴史写真、解説文、現地展示を通じて、貨車工場、客車工場、塗装工場、機械場、組立場、移車台などの重要な施設を紹介し、高雄機廠の発展の軌跡と鉄道職人たちの労働記憶を振り返ります。

さらに、8月8日から8月30日までの毎週土日には「鉄道機廠探検ツアー」が開催されます。各回約40分のガイド付きツアーで、普段は一般公開されていない工場内部を歩き、鉄道車両の修理作業や高雄の鉄道文化を深く学べます。ツアーは現地参加制で、各回の時間に合わせて園区北側の入り口「彩嶼山獣」に集合してください。高雄の貴重な鉄道文化遺産を一緒に探検しましょう。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:イベント
  • 製品・サービス:ガイドツアー