多くの人が子どもの頃に、両親からさまざまな才藝を習わされたことがあるだろう。当時は面倒だと感じたり、抵抗を感じたりしていた人も多いかもしれない。しかし、年齢を重ねるにつれて、そうしたスキルの中には、意外にも大人になってから最も貴重な資産や生存手段となっているものがある。

最近、ネット掲示板Dcardに「小さい頃に習って、大きくなってから『本当にやってて良かった』と思う才藝はありますか?」という投稿が寄せられ、大きな反響を呼んでいる。多くの『過來人』が自身の経験を語り、伝統的な楽器以外にも「英語、水泳、珠心算」の3つが特に高く評価されている。

ある投稿者は、父親に勧められて囲碁を4年以上習っていたことを紹介した。プロ棋士にはならなかったし、生計を立てることもできなかったが、学んでいた期間はとても充実していたという。授業の雰囲気は和やかで、先生も丁寧。同年代の友人と対局するだけでなく、中学生や半リタイアした弁護士、医師と幅広い会話を楽しんだこともあった。現在、仕事で壁にぶつかったり、気持ちが落ち込んだりするとき、あの囲碁の時間があったおかげで心が落ち着くと語っている。

この投稿に共感する声が多く寄せられ、「書道を10年以上習った。字がきれいになり、短気な性格も落ち着いた。コンクールで賞状や賞金ももらった」という意見や、「デザイン業界にいるが、絵を習っていたおかげで今の仕事に直結している。うちの兄弟3人全員、習っていた才藝と進路がつながっている。親の投資は正しかった」といった声も上がっている。

楽器系は、多くの家庭で人気のある才藝だが、同時に「大人になってから『続けていれば…』と後悔する」ケースも多い。「ピアノを辞めて本当に後悔している。今、素敵なカバー曲を聞いても自分では再現できない。音感だけがわずかに残っている程度だ」「母がピアノの先生だったのに、無料で習えるチャンスを逃してしまった。大人になってから、ピアノ教育がどれほど費用がかかるか知った」など、惜しむ声が相次ぐ。

一方で、「バイオリンとピアノを習っていて、今では音大の大学院に在籍。音楽を教える仕事をしている」と成功した例もある。また、「子どもができたらダンスを習わせたい。小さいころからダンスをしている子は、身体表現に抵抗がなく、自信も持っているように感じる」といった意見も見られる。

数百件のコメントの中でも、特に多くの人が一致して「最もコスパが高く、後悔しない」と評価したのは、芸術系ではなく実用性の高いスキルだ。特に「英語」「水泳」「珠心算」が繰り返し挙げられた。

英語については、「非学問系の才藝に限れば、英語はほとんどの人に一生役立つスキルだと思う。ただ、塾時代はすごく嫌だった」という声や、「英語だけが、これまでの人生で食べていくための道具になった。クラスの順位も英語で引っ張ったし、英語だけはずっと学年トップ。これだけは誰にも負けないという自信が持てた」と語る人もいた。

水泳は、「習得コストに比べてリターンが大きい最高の運動系才藝」「英語と水泳は、間違いなく最も価値ある投資」と称賛されている。実際に、「水泳は一度覚えたら忘れず、一生使える」「英語と並んで最も価値あるスキル」という声も多数。

また、珠心算についても、「3か月だけ習ったが、その後の人生でずっと役立っている」「小学校や中学校の計算はもちろん、買い物のときの暗算にも便利」「段位は高くないが、高校数学の計算には十分対応できた」と、日常的な計算力の向上に貢献していることがわかる。

その他にも、「作文教室に通っていたおかげで、文章の構成が理解できるようになった」「スピーチや朗読の訓練を受けた経験が、大学や職場でのプレゼンで活きた。発表のときに緊張しにくくなった」といった声も寄せられている。

総合的に見ると、子ども時代に強制的に習わされたように思えたスキルでも、それが実用的であったり、心を落ち着かせる効果があったりすれば、時間が経過しても確実に成長の土台となる。まさに、小さな投資が、人生の大資産へと変わる好例といえるだろう。

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  • 出典:PR Times
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