アメリカ、イスラエル、イランの戦争はまだ終わっていない。アメリカのトランプ大統領は最近、米イラン間で交渉が進んでおり、ホルムズ海峡の再開に焦点を当てていると述べた。また、イランが再び合意を破れば「大きな打撃を受ける」と警告した。しかし、イラン外務省は「米国と何の会談も行っていない」と反論している。
この状況について、財信メディアの董事長である謝金河氏は、イランの政治構造を分析した。トランプは行政システムと和解を図ろうとしているが、武装勢力であるハメネイ家の革命衛隊がそれに応じないため、「解決不能な膠着状態」になっていると指摘する。
謝金河氏は自身のフェイスブックで、トランプはイランの戦争という迷宮に閉じ込められていると述べた。ニュースでは、トランプが「米イランが間もなく合意する」「イランが和解条件を受け入れる」と発言したかと思えば、すぐに「イランを爆撃する」と強硬な発言を繰り返す。この一貫性のなさに、誰を信じればいいのか分からないと指摘。「実際、誰もイランの政情を理解していないのだ」と語った。
イランは大国なのか?謝金河氏は経済格差を明らかにした:9割の富がハメネイ家に集中
謝金河氏は、イランは面積165万平方キロメートル、人口9350万人の「大国」であるとしながらも、その経済規模は3002億ドルにすぎないと指摘した。一方、人口1000万人のイスラエルは経済規模が7398億ドルで、イランの2倍以上ある。イランの経済力は、イスラエルの半分にも満たない。
さらに、イスラエルは世界経済ランキング26位の経済大国であるのに対し、イランは53位。直感的には「小国」と思えるアラブ首長国連邦(UAE)でさえ、経済規模は6359億ドルで世界30位に位置している。つまり、イランは土地も人口も多いが、経済力は弱い国だという。
謝金河氏は、「この国では9割の富がハメネイ家の手に集中している」と断言した。イラン最高指導者ハメネイ氏の9人の兄弟姉妹は、世界的に財産を保有しており、彼らの一族は革命衛隊を掌握し、生殺与奪の権限を持っている。イランでは民主的なプロセスで大統領や国会議員、議長が選ばれるが、実権は持たない。トランプが行政側と和解を図っても、革命衛隊が応じなければ意味がない。このため、イランでは解決不能な膠着状態が続いているのだ。
独裁者が国家を独占する構造:謝金河氏「悪の連鎖は終わらない」
謝金河氏は、イランは経済制裁により経済情勢が極めて厳しいと指摘した。通貨「リヤル」は急落し、現在1ドルで110万から184万リヤルが交換できる。牛肉1斤で1000万リヤルが必要になり、数百万人が失業し、インフレが制御不能の状態にある。しかし、革命衛隊の支配力は強く、国民はそれに従うしかない。イランの経済は「悪いドラマが延長される」状態だが、原油価格は暴騰せず、80ドル前後で推移している。そのため、トランプも手をこまねくしかないのだ。
中東や中南米でも同様の構造が見られると謝氏は指摘した。トルコの通貨リラは1ドル=1.386から47.577リラまで暴落した。また、前ベネズエラ大統領マドゥーロ氏がアメリカに拘束された際、スイス銀行に127トンの金と6~7万枚のビットコインが存在することが判明した。ベネズエラの石油収入が、実質的にマドゥーロ家の口座に流れ込んでいたのだ。
謝金河氏は嘆いた。「権威主義的な独裁者が武力で国民を支配し、国家資源を一族のものにする。この悪の連鎖は、永遠に終わらないのだ!」
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- 出典:PR Times
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