2026年の九合一地方大選まで残り4か月となる中、行政院長の卓榮泰は7月23日の院会で、総事業費3521億円を超える『高鉄延伸宜蘭計画』を正式に承認した。この計画では、高鉄南港駅から60.6キロメートルの軌道を延伸し、2037年の開業が予定されている台鉄の新駅『県政中心駅』に高鉄宜蘭駅を共構する形で設置する。工程計画によれば、高鉄延伸宜蘭計画は最速で2029年に着工し、2036年に完工・開業する見込みだ。将来的には台北駅から高鉄で宜蘭までわずか28分で到達可能になる。
1キロメートルあたりの建設コストが58億円を超える北宜高鉄について、交通部長の陳世凱は、台北メトロの万大線(キロメートルあたり78億円)や新北メトロの環状線(同77億円)と比較し、「それほど高くない」と説明している。行政院はこれを「東台湾の交通レジリエンスの新たな出発点」と位置づけている。しかし、行政院の承認前後では、元交通部長の賀陳旦が環境部に500ページに及ぶ訴願書を提出するなど反発が広がった。また、民進党の終身党員であり、元行政院政務委員の張景森は、怒りを露わにし、一時的に党を脱退する意向を示すほどだった。
巨額の費用がかかるこの大型プロジェクトが、なぜ賴清德政権発足以後、急速に推進されているのか。沿線で次々と警告信号が点灯しているにもかかわらず、なぜ意思決定システム全体がブレーキをかけられないのか。その背景には、政治的後押しが強く、党内派閥『新潮流』がこの計画を擁護しているとの見方がある。
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- 出典:PR Times
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