中聯の発がん性毒油問題が拡大する中、衛生福利部が専門家会議の報告を公表した後、同部長の石崇良氏と食薬署長の姜至剛氏が相次いで「20%未満の毒油製品は下架不要」という物議を醸した判断について、責任を取る姿勢を見せた。しかし、台北市研考会主委の殷瑋氏は6日、自身のフェイスブックで、この基準を總統の賴清德氏が7月6日に直接発言し、承認したと明かした。殷瑋は、石崇良や姜至剛が責任を負おうとしているが、実際には賴清德が現場に毒油を残す判断を下しており、真の責任者が国民の前に出るべきだと批判した。

当初、この「20%未満は下架不要」という判断は、専門家の提言とされており、地方自治体からも反発が起きた。しかし、世論の批判が高まり、国会でも追及が強まる中、衛福部は「自主的に」報告を公表した形となった。その後、姜至剛氏は「私が裁決した」とし、石崇良氏も「私が責任を取る」と表明。責任を取ろうとする官僚が続出しているが、殷瑋は「あなたが責任を取るなら私も取る」という風潮は、本来の責任所在を曖昧にしていると皮肉った。

殷瑋はさらに、この専門家会議には、問題企業の中聯の総経理や工場長ら3名が全行程に参加していたこと、そして行政院も代表を派遣していたことを指摘。会議の公正性に疑問を呈した。また、行政院長の卓榮泰氏は、7月3日の会議で再検討を指示し、それが7月4日の専門家会議につながったと発言しており、会議の前提作りに関与していた可能性があるとされる。

殷瑋は、卓榮泰氏が会議前に「的を定めて矢を射る」ような形で基準を示唆したのではないかと疑問を呈し、会議後も「専門家は無能ではない」と主張した点から、護送航行の姿勢が見られると批判した。一方、賴清德氏については、7月6日に「20%以上の製品のみ下架」と明言しており、これは専門家会議の判断後、すでに批判が高まりつつあった時期だった。つまり、賴清德はこの基準を後押ししていたことになる。

殷瑋は、責任を問われるべきは専門家や現場官僚ではなく、最終判断を承認した賴清德自身だと強調。姜や石が責任を負おうとしても、真の意思決定者は別にいるとして、賴清德が国民の前に立つべきだと訴えた。他にも、陳菁徽氏が中聯が会議に参加していたことを暴露、藍営議員が台糖の通報義務を指摘するなど、政治的追及が広がっている。

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  • 出典:PR Times
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