グローバルサプライチェーンの地図が再編されようとしている。LED封裝大手・億光電子は、今般、泰國北柳府にて新工場の着工式を執り行い、東南アジアにおける製造拠点構築を正式にスタートさせた。新工場は2027年下半期の完工と量産開始を予定しており、AIサーバー、産業用制御、車載市場をターゲットとし、『中国+1』戦略における重要な拠点となる。

グローバルサプライチェーンの再編が加速する中、地政学的リスクや国際貿易情勢の変化に対応するため、企業は生産拠点の分散を進めている。億光は、泰國新工場がグループ内で東南アジア最大規模かつ最新鋭設備を備えた製造拠点になると強調。その規模は、既存の蘇州工場を上回る見込みである。

新工場では、高度な自動化とスマート化を導入した生産ラインを展開し、生産効率、製品品質の安定性、納期の柔軟性を向上させる。これにより、グローバルな供給能力を強化し、特定地域への依存に起因する事業リスクを低減する。

億光は、光カップラが次なる成長の主軸になると見ており、関連製品の売上比率が40%を超えることを目指している。また、車載向け製品の比率も着実に拡大している。泰國工場が操業を開始すれば、世界中の自動車メーカー、一次サプライヤー、産業用制御、AIサーバー顧客に、柔軟かつ現地に近いバックアップ体制を提供できるようになる。

経営陣は、泰國新工場の着工が、次の10年を見据えたグローバル戦略の基盤であると位置づけている。今後は、コスト構造の最適化、先進封裝技術の開発、地域に応じた製造拠点の展開を通じて、光電半導体市場における競争力をさらに強化していく方針だ。

また、億光は、泰國工場が国際的な顧客の生産拠点分散ニーズに応えるだけでなく、サプライチェーンの韌性を高め、製品供給の中断リスクを低減すると説明している。新たな生産能力が順次立ち上がることで、国際市場への展開をさらに進め、中長期的な事業成長に新たな原動力を与えるとしている。

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  • 出典:PR Times
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