漢光42号演習は現在も進行中であり、本日(10日)で6日目を迎えた。現在は第4段階、縦深防衛および持久戦の推演が行われている。『風伝媒』は第二作戦区が蘭陽作戦分區に編入され、要港防衛任務を実施する様子を随軍取材した。注目すべき点は、軍がすでに無脚本演習を実施しており、「去中心化指揮統制」を進めていることだ。計画と異なる状況が生じた場合、各級指揮官は直ちに迅速決策と同期プロセス(RDSP)を起動する。この作戦モデルは実は米軍の手法であり、近年の台米軍事交流が徐々に成果を上げていることを示している。

暗夜に宜蘭の要港へ馳援 第二作戦区が深夜に北上し蘭陽作戦序列に編入

漢光演習の状況が進展する中、第二作戦区は本日夜半、花蓮から宜蘭地域まで北上し、跨区増援任務を実施した。現在は第三作戦区に入り、要港防衛任務を執行している。第二作戦区連兵二営の営長である林揚中校は取材に対し、部隊は昨日から午前3時30分にかけて第三作戦区に到着し、蘭陽作戦分區の作戦序列に編入されたと述べた。これにより、蘭陽地区の守備任務を正式に開始し、本日は要港防衛を実施していると説明した。

かつて蘭陽地区で守備任務に従事していた元軍関係者は、宜蘭の利澤簡一帯には広大な平野が広がっており、長年にわたり国軍が中国軍の上陸地点として想定している場所だと指摘する。これは現在、台湾東部で唯一実現可能な上陸地点でもあり、国軍は利澤簡における対上陸作戦計画を長年保持している。2003年には利澤簡で実際に関連演習が行われており、昨年12月には賴清德大統領が現地を視察し、予備役部隊による無人機操作や遮断施設の設置、小部隊戦闘訓練を確認した。

漢光42号演習は10日、要港防衛任務を実施した。(撮影:劉偉宏)

「去中心化」で指揮権を小隊レベルまで委譲 計画と異なる戦況で直ちに米軍式RDSPを起動

蘭陽地区における敵の行動として、上陸に加えて港湾の奪取による制海権掌握も想定されており、そのため要港防衛は極めて重要となる。今回の漢光演習では、「去中心化指揮統制」が重視されており、その委譲レベルはどこまでか。林揚中校は、去中心化は任務部隊ごとに区別され、営や連隊単位ではなく、要港防衛の場合は小隊(排)レベルの部隊でも、任務が発動すれば直ちに去中心化と任務指向指揮が可能になると説明した。つまり、営レベルの承認を経る必要がないという。

漢光42号演習は10日、要港防衛任務を実施した。(撮影:劉偉宏)

現在の漢光演習では「無脚本」が強調されているが、このような訓練方法は部隊にどのような効果をもたらすのか。林揚中校は、部隊の臨機応変な対応力と指揮官の状況判断能力を鍛えることができると述べた。連合戦闘計画や行動手順は事前に策定されているが、敵は予想通りに来ないため、予期しない状況に対応できない場合、彼自身が営長として直ちに迅速決策と同期プロセス(Rapid Decision-Making and Synchronization Process、RDSP)を起動すると説明した。起動後は直ちに作戦指示が下され、各部隊は当初の計画とは異なる行動を取ることになる。これは、想定された脚本通りに行動するのではなく、臨機応変な対応力を鍛える訓練である。

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  • 出典:PR Times
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