地方選挙まであと110日。『鉅聞天下新聞網』が本日(10日)発表した最新の世論調査によると、年末の高雄市長選挙を目前に控え、民進党候補の賴瑞隆が47.78%の支持率を獲得し、国民党が指名した柯志恩が46.14%でそれに続いている。藍と緑の二大勢力の差はわずか1.64ポイントにまで縮まり、この市長選の行方に不確実性が高まっている。

両陣営が接戦を演じる中、高雄市内には依然として4.24%の有権者が undecided であり、1.84%はどちらも支持しない、あるいは投票に行かないつもりだと明言している。この数ポイントが、選挙終盤における両党の争点となるだろう。

有権者の政党支持傾向を詳しく分析すると、民進党を支持すると答えた有権者は41.43%に上り、国民党支持の25.19%を大きく上回っている。政党ベースでは緑が藍に16.24ポイントのリードを許している。しかし、候補者個人の支持率を見ると、民進党籍の賴瑞隆はわずか1.64ポイントの微差でリードしているにすぎない。

さらに詳しいクロス集計では、高雄市の有権者の23.14%を占める「政党ではなく人物を選ぶ」「中立」層において、柯志恩は59.79%の支持を得ており、賴瑞隆の24.58%を大きく上回っている。中間層での支持率差は35.21ポイントに達する。また、民眾黨支持者の中では95.02%が柯志恩を支持すると回答しており、これが柯志恩が緑との差を縮める重要な要因となっている。

現職の高雄市長である陳其邁の政策実績も、有権者の最終的な投票行動に影響を与えている。調査によると、陳其邁の施政に対する満足度は63.32%に達しており、そのうち「非常に満足」が45.49%、「満足」が17.83%である。この高い満足度が、民進党候補の得票にどれだけつながるかが注目されている。

陳其邁の満足度と候補者支持の関係をさらに分析すると、「非常に満足」と答えた45.49%の有権者のうち92.39%が賴瑞隆を支持している。しかし、「満足」と答えた17.83%の有権者のうち、賴瑞隆を支持すると答えたのは29.82%にとどまり、58.23%が柯志恩を支持している。このデータは、単なる施政満足度が直ちに得票に結びつかないことを示しており、賴瑞隆がいかに泛緑層と市政を評価する有権者の支持を固めるかが勝敗の分かれ目となる。

地方の政策実績に加え、中央政府の運営状況も地方選挙に影響を与える重要な要素である。今回の調査では、大統領である賴清德の施政評価も併せて実施された。結果、賴清德の高雄市における支持率は48.62%(非常に満足23.89%、満足24.73%)だったが、不満度は51.38%に達し、過半数を超えた。特に「非常に不満」は41.26%に上っており、中央政権の支持低下が南台湾の選挙情勢にどのような影響を与えるか、今後も注視が必要である。

今回の高雄市長選挙に関する世論調査は『鉅聞天下』が委託し、ピアソンデータが実施。調査資金は『鉅聞天下新聞網』が負担。高雄市内20歳以上のネット利用者を対象に、2026年7月27日から8月1日までの6日間で実施され、有効回答数は1,608件。信頼水準95%におけるサンプリング誤差は±2.40%以内。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:調査