中国国際航空(Air China)のCA723便は、北京首都空港からモンゴルのウランバートルへ向かうフライトで、初めて中国国産の旅客機「C919」を投入します。この路線をこれまで運航していたのはボーイング737型機でした。今回の運航により、C919は国内線中心の運用枠を超え、初の国際線就航を果たすことになります。

C919の開発プロジェクトは2007年に中国共産党の承認を得て、2008年に中国商用飛機公司(COMAC)が正式に開発を開始しました。2015年に組み立てを終え、2017年5月に初飛行に成功しました。開発プロジェクトの承認から国際線初就航まで、実に19年の歳月が経過しています。

C919の名称には意味が込められています。Cは「China(中国)」を表し、9は「天長地久」という縁起の良い言葉に由来し、19は最大乗客数190人を示しています。実際の座席数は最大168席で、航空輸送市場で最も主流の150席級を上回る設計です。最大航続距離は5555キロメートルで、同クラスのボーイング737やA320よりも機体が広く設計されています。

C919は中国商用飛機公司が開発した中短距離向けの幹線旅客機で、全エコノミークラスでは168席、ハイブリッドクラスでは158席の配置が可能です。その市場ポジショニングはエアバスA320やボーイング737と同様です。

安全性の検証においては、「バードストライク」(鳥との衝突)試験も実施されています。開発チームは1.8キロの生きた鶏を「鳥弾」として、毎秒180メートルの速度で砲身から発射し、C919の風防ガラス、操縦室天井、左右側壁などに衝突させ、すべての項目で厳しい基準をクリアしています。

国際線初就航となるCA723便は8月12日15時(現地時間)に北京首都空港を出発し、17時15分にウランバートルに到着します。復路のCA724便は18時30分に出発し、20時35分に北京に帰着する予定です。片道の飛行時間は2時間15分です。

北京とウランバートルの距離は約1500キロメートルで、ロンドンとパリ間の距離(約380キロメートル)の約4倍にあたります。C919が国際線に投入されるということは、中国国内の路線で十分な保守・運用実績を積み、国際市場への本格展開に向けた信頼性が確保されたことを意味しています。

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  • 出典:PR Times
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