台湾の首富の座が再び入れ替わった。『フォーブス』(Forbes)の富豪ランキングが10日に更新され、サーバーレールメーカーの川湖科技創業者・林聰吉氏の資産が167億ドル(約5380億円)に達した。これは国巨の会長・陳泰銘氏の165億ドルを上回るもので、林氏は台湾個人富豪ランキングで首位に躍り出た。世界ランキングでは173位に位置している。

林氏の資産が急増した背景には、川湖科技の株価が強気に上昇していることが挙げられる。6日には株価が初めて1万台湾元を突破し、台湾株式市場史上3例目の「万金株」となった。株価は連日上昇を続け、10日には処分取引初日を迎え、取引開始と同時に12220元のストップ高まで急騰。2営業日連続でストップ高を記録し、上場以来の最高値を更新した。ただし、ストップ高板は外れ、終値は11905元で、前日比7.16%高となった。

川湖科技の最新の財務報告も非常に好調である。第2四半期の売上高は108億台湾元で、前四半期比98.7%増、前年同期比156.1%増となった。売上総利益率は87.4%に達し、前四半期から9.7ポイント上昇。営業利益は88.9億台湾元、一株当たり利益(EPS)は74.38台湾元を記録した。AIサーバー需要の拡大を背景に、川湖の業績と株価がともに上昇しており、林氏の個人資産も水準を上げ、台湾一の富豪の座を獲得した。

林聡吉氏は現在85歳で、小学校卒業の学歴を持つ。小学校4年生の頃から家具工場で引き出し作りを学び、1977年にドアノブやヒンジの事業に参入。1986年に高雄・路竹で川湖を設立した。当初は家具用スライドレールを製造する伝統的な鉄工所に過ぎなかったが、2000年にその技術をサーバーラック分野に応用し、伝統的製造業からテクノロジー企業への成功した転身を果たした。

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  • 出典:PR Times
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  • 製品・サービス:サーバーラック用スライドレール