2026年の台北市長選挙を前に、メディア人である黄光芹氏は10日、民進党の台北市長候補・沈伯洋氏の単独インタビューを行い、国民党の立法院議員・徐巧芯氏がかつて「沈伯洋氏は私的にとても話しやすく、良い人だ」と語っていたと紹介した。黄氏は自身のインタビューでもその印象を持ち、一般市民が「本当の沈伯洋」に触れることは難しいと指摘した。

しかし直後、黄光芹氏は自身のフェイスブックで発言を修正。徐巧芯氏から抗議を受け、確認した結果、2024年5月の国会での暴力衝突に関する討論の際、「沈伯洋氏はカメラのない場では意識形態をあまり出さず、人として礼儀正しい」と述べたことはあるが、「とても良い人」とは言っていないと判明した。黄氏は記憶違いによる誤報を認め、謝罪した。

徐巧芯氏は自身のコメントで、黄氏の発言は一言で軽く触れたものであり、悪意ある人々が誇張したと指摘。沈伯洋氏がメディア外では穏やかで意識形態を押し出さない点は事実だが、私的な交流は一切ないと明言した。

これに対し、沈伯洋氏は11日、報道陣の取材に応じ、「どちらの評価にせよ、徐巧芯氏の前向きなコメントに感謝する」と述べた。また、民進党の陳培瑜立法院議員は、黄氏がすでに謝罪済みであり、徐巧芯氏もこれ以上追求すべきではないと呼びかけた。陳氏は「沈伯洋氏は本当に気さくで良い人だ。ぜひ交流を深めてほしい」と付け加えた。

一方、現職の台北市長・蒋万安氏が各地で選挙支援活動を展開していることについて、沈伯洋氏は「個人の選択であるが、市政に注力してほしい」と注文。予算、樹木保護、児童虐待など、市民が答えを待っている課題が山積していると指摘した。また、蒋万安氏の選対チームが記者を報道担当に起用した件については、「チーム編成は尊重し、祝福する」と述べ、対立を避けた姿勢を見せた。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース