台北故宮博物院が所蔵する『龍藏經』が、最近大きな話題になっています。「一目見ると七世の福報が得られる」という言い伝えが広まり、SNSやメディアで注目が集まっています。『風傳媒』は、この『龍藏經』展覧会の企画責任者であり、故宮書画文獻處の研究員兼科長である劉國威氏に独占インタビューを行い、この「七世の福報」という話の起源について深く掘り下げました。

劉國威氏は、陳水扁元大統領が在任中に、故宮に特別に『龍藏經』の鑑賞を申請したことを明らかにしました。その背景には、チベットの高僧からの助言があったとのことです。故宮のスタッフが『龍藏經』に接した際に、不思議な体験をしたという話も伝えられています。

故宮博物院が所蔵する『龍藏經』の正式名称は『內府泥金寫本藏文甘珠爾』(ないふ でいきん しゃほん ぞうぶん かんじゅる)といい、故宮の収蔵品の中でも最も規模が大きく、工芸的にも極めて豪華な至宝の一つです。全108函から成り、経文は金粉で作られた泥金で書かれています。使用された黄金は5000両以上にのぼり、さらに数千個の真珠、珊瑚、ラピスラズリなどの宝石が散りばめられています。

『甘珠爾』(かんじゅる)はチベット語で「仏語の翻訳」を意味し、すなわち仏陀が説いた教えそのものです。この経典は、清朝の康熙6年1667年)に孝莊太皇太后の命により制作が開始され、康熙8年1669年)に完成しました。それからすでに357年が経過していますが、青磁色の紙に書かれた経文は、今なお鮮やかで、その輝きを失っていません。

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