2016年、前総統の蔡英文氏は『8年で20万戸の社会住宅を建設する』という公約を掲げました。しかし、社会住宅の建設には長期間がかかるため、頼政権が発足してからは、政策が大きく転換し、『包租代管』や『家賃補助』の方式にシフトして、『100万の賃貸世帯支援計画』を達成しようとしています。
しかし、この分野の最大手である『兆基屋管』の筆頭株主・李建成氏が、社債による資金集めを巡って物議を醸しています。兆基は、包租代管政策を活用して、資本金1000万円にも満たない企業から、4億円近くまで急成長しました。さらに、宏碁(エイサー)も出資するなど、注目を集めてきました。なぜ、包租代管という政策のもとで、100億円もの資金を集めることが可能だったのでしょうか?
台湾の包租代管産業は、社会住宅と同様、緑系政権が政権を握ってから、ゼロから生み出されたものです。その法的根拠となる『租賃住宅市場発展及管理條例』(通称『租賃専法』)は、2018年に蔡英文氏の側近である前内務部次長・花敬群氏が主導して策定しました。蔡英文氏が選挙で掲げた『8年20万戸』という公約のもと、当初の政策構想は、社会住宅12万戸、包租代管8万戸という割合でした。しかし、社会住宅の建設が長引く中、包租代管は民進党政権の社宅政策を『数字で見せる』ための最適な手段となりました。
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