民進党台北市長候補の沈伯洋氏は、「運動駅ステーション」として、地下鉄駅や登山口、公園などに荷物預かりや着替え、シャワー施設を設置する政策を発表した。これにより、帰宅せずにそのまま運動に出かけることができるようになり、通勤時間を削減できるとしている。しかし、藍営からはこの提案に対し皮肉交じりの批判が相次いだ。支持者らは、日本や韓国ではすでに同様の施設が普及していると反論した。
これに対し、台北市長の蔣萬安氏は「良い意見であれば、参考にさせていただく」と述べ、一応の配慮を示した。一方、台北市府研考会主委の殷瑋氏は、13日放送の番組『千秋万事』に登場し、「蔣市長は責任者である」と強調し、単なるアイデアではなく、実現可能性を真剣に検討しなければならないと指摘した。
殷氏は、「実際にこのような施設があれば、運動する人にとっては良いかもしれない」と前向きな見方を示しつつも、いくつかの課題を提起した。まず、利用者負担の有無や、どの程度の費用がかかるのか。沈氏が挙げた大阪やソウルの事例では、多くの施設が民間企業によって運営されている。そのため、公設公営か、公設民営か、それとも民設民営かという運営形態の選択が必要になる。また、黒熊学院に委託するという選択肢もあるのかどうか。
さらに、設置する数はどれくらいか、どこから着手するのか、利用需要の実態はどうか、事前に調査は行われたのか――こうした点について、沈氏の提案には一切触れられていないと指摘した。殷氏は、「単なる創意工夫にとどまっている」と批判し、台北市府としては真剣に検討していると述べた。
例えば、地下鉄駅内に設置する場合、空間の配置をどう調整するか、駅構内か構外か、外部スペースの調整はどうするかなど、具体的な課題が山積している。また、清掃や安全、メンテナンスに伴う人的予算やリスク、潜在的な問題も考慮しなければならない。責任を持つ市長としては、こうした現実的な問題をすべて想定する必要があると強調した。
殷氏は、ロンドンのキングス・クロス駅にも同様の施設があると紹介したが、これは複合施設の主要ターミナル駅であり、地方自治体だけでなく中央政府との調整も必要になる。そのため、沈氏が立法院議員として、まずは国会で質問を行うべきではないかと提言した。
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- 出典:PR Times
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