苗栗県政府は積極的に高齢者向けの福祉政策を展開しており、現在全县で約8万枚の敬老愛心カードが発行されています。各長寿者には毎月700ポイントの利用額が付与され、もともとは鉄道や路線バスへの乗車に主に使用されていました。しかし今年6月からタクシー利用にも拡大され、7月には農会での買い物にも適用されるようになりました。
さらに利便性を高めるため、県当局は従来のタクシー利用200ポイントと農会利用100ポイントを統合し、合計300ポイントをタクシーと農会のいずれでも使える「跨界通用」制度へ移行することを発表しました。この新制度について、社会局の張国棟局長は、システム間の接続調整が必要なため、現在作業を進め中であり、年内中の本格運用開始を目指していると説明しています。
一方で、地域議員からは、コンビニエンスストアでの利用拡大や、65歳から70歳の健康な高齢者によるYouBike利用の開放を求められる声もあります。これに対し、鍾東錦県知事は『敬老愛心カードは単なる福祉給付ではなく、意図的に農業振興を支援する政策である』と強調。無条件にコンビニ利用を認めれば、地元農会の競争力が損なわれると指摘しています。
また、新制度では農会での一括使い切りも制限されます。原則として1週間に1回まで、かつ1回あたり最大100元までとし、高齢者が定期的に外出する動機づけとする狙いがあります。例えば250元の米を購入する場合、100元分をポイントで支払い、残り150元を現金で支払うことで、地域経済への波及効果も期待されます。
タクシー利用に関しては、実際にカードが使えないケースも報告されています。特に苗栗駅前で連続して5台のタクシーがサービスに対応していない状況があり、偏郷地域ではより深刻です。これは各車両に専用端末を設置する必要があり、設置費用が1〜2万元かかるため、個人運転手や小規模車隊の導入意欲が低いことが原因です。県としては今後、大手・中小問わず車隊との協議を継続し、サービス網の拡充を図る方針です。
【申請資格】 - 苗栗県内に住所を有する65歳以上の方 - 55歳以上の原住民 - 65歳以上で永住権を持つ外国人
【補助内容】 - 毎月700ポイント(1ポイント=1元)が付与 - 当月分のみ有効、繰越不可
【申込方法】 以下の書類を持ち、苗栗県内の任意の郷・鎮・市公所にて窓口申請: - 住民身分証明書 - 印章 - 過去1年以内に撮影された2寸半身写真2枚 - 原住民であることを証明する書類(該当者のみ) - 身体障害者手帳(該当者のみ) - 学生証のコピー(該当者のみ) - 代理人申請の場合は、代理人の身分証明書と印章
【利用範囲】 - 路線バス(高速バスを除く):苗栗客運、新竹客運など7社で利用可 - 台鉄:苗栗県内が起点または終点の場合、区間車・莒光号などに利用可(1回あたり最大100ポイント) - タクシー:2024年6月1日から、1回あたり最大100ポイント、月200ポイントまで補助 - 農会:2024年7月から、月100ポイントまで補助
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:ニュース
- 製品・サービス:敬老愛心カード / 高齢者交通支援サービス