海外旅行の際、多くの人が黒や濃紺、グレーのスーツケースを選ぶ傾向にあるが、こうした色のキャリーケースは外観が似通っており、空港の荷物受け取りエリアで自分の荷物を見つけるのに時間がかかることがある。
アイルランド発の格安航空会社であるRyanair(ライアンエア)は過去、こうした一般的な色のスーツケースを利用する旅客に対して、目立つマークを付けるよう勧めてきた。同社は、これらの色の使用が非常に一般的であることに言及し、「99.9%の人がこの3色を使っている」と表現して、その普及ぶりを強調した。
新しいスーツケースを購入しなくても、簡単に識別性を高める方法がある。Ryanairは、取っ手にカラフルなラゲッジタグやサテンリボンを取り付けることで、外観上の差別化を図ることを提案している。これにより、目的地に到着した際にベルトコンベアから自分の荷物を素早く見つけられ、他の旅客との間で荷物を取り違えるリスクも低下する。
さらにRyanairは、出発前にパスポートや運転免許証、身分証明書類のコピーを準備しておくことを推奨している。これは、旅先で証明書類を紛失したり、緊急事態が発生した場合に備えた措置である。アメリカ国務省の旅行アドバイスでも、重要な旅行文書のコピーを作成し、その一部を信頼できる家族や友人に預けることが勧められている。また、スマートフォンで証明書類を撮影して保存しておくことも有効な手段とされている。
ただし、証明書類の写真やコピーは、あくまで情報のバックアップや再発行の補助として利用されるものであり、正式な旅行証明書類の代わりにはならない点に注意が必要である。Ryanairの現在の規定では、搭乗時に有効なパスポートまたは規定に準拠した国民身分証明書が認められているが、運転免許証は同社の便では認められていない旅行証明書類である。
証明書類の電子コピーをスマートフォンやメール、クラウド上に保存する場合、アカウントや端末のセキュリティ対策も重要である。重要なアカウントには二段階認証を導入し、個人情報が外部に漏洩するリスクを低減することが求められる。
ラゲッジタグの書き方:連絡先情報だけ記載すればOK
託送手荷物の紛失を心配して、多くの旅客がスーツケースにラゲッジタグを付けるが、タグに記載する情報は詳細であればあるほど良いわけではない。本人に連絡が取れる範囲内で、過度な個人情報の開示を避けるべきである。
ラゲッジタグに記載することをおすすめする3つの情報
- 氏名:旅行証明書類と一致する名前を記入する。手荷物が紛失したり、誰かに間違って持ち去られた場合に、関係者が所有者を特定しやすくなる。 - 電話番号:旅先で確実につながる電話番号を記載する。海外旅行の場合は、国際電話の国番号を付加すると、航空会社や拾得者が連絡しやすくなる。 - メールアドレス:電話以外の連絡手段として、よく使うメールアドレスを記入する。個人情報保護を重視する場合は、専用の旅行用メールアドレスを新たに取得し、メインのプライベートアドレスを公開しないようにするのも一つの方法である。
ラゲッジタグでは、以下の情報は公開しないほうがよい
- 完全な自宅住所:ラゲッジタグの目的は、他人が失主に連絡できるようにすることであり、自宅の完全な住所をスーツケースの外側に表示する必要はない。不必要な個人情報の露出を防ぐべきである。 - 貴重品の内容:現金、宝石、3C製品などの高価な物品が中に入っていることをタグに記載しないこと。高価な財物が入っているとわざわざ宣伝するようなものであり、リスクを高める。 - 詳細な旅行プラン:宿泊先、自宅を離れる日時、旅行スケジュールの詳細なども、外側に記載する必要はない。本人に連絡可能な情報があれば十分であり、旅程全体を公開する必要はない。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:ニュース
- 関連組織:Ryanair
- 製品・サービス:航空輸送サービス / 手荷物管理アドバイス