台湾の芸能人、蔡宜臻(芸名:蔡頤臻)が今年4月、奈良の薬師寺にある国宝「仏足石」にグリセリンをかけた疑いで、再入国時に日本警察に逮捕されました。仏足石は1273年の歴史を持つ日本最古の現存仏足石で、1952年に国宝に指定されています。

事件は4月6日午後1時20分ごろ、薬師寺の大講堂内で発生。監視カメラ映像から、蔡が液体を仏足石に4か所にわたり塗布した様子が確認され、8月22日に関西国際空港で入国時に逮捕されました。彼女は「感動した対象に油をかける祈りをしていた」と供述し、過去にも他の日本の宗教施設で同様の行為をした可能性があるとされています。

日本《文化財保護法》第195条では、重要文化財を損壊した場合、5年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。蔡は39歳で、華岡芸術学校出身。2015年にテレビ金鐘賞を受賞したこともある人気司会者です。

台湾外務部は領事支援を表明。一方、新生命小组教会は蔡がかつて参加していたが、すでに離脱しており、教会は「油をかける行為」を教義として認めないと明確に否定。台湾の牧師・黄春生氏も「油に魔法的な力はない。信仰は感動だけで動いてはならない」と指摘し、宗教的傲慢の危険性を警告しています。

政治大学の李世暉教授は、日本社会が文化財を神聖視しており、外国人による破壊行為は社会的不満と重なりメディアが大きく報じたと分析。しかし、台湾世論が批判的である点から、台日関係への深刻な影響はないと評価しています。

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  • 出典:PR Times
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