台北市の人気信仰施設である木柵指南宮で、昨夜(24日)火災が発生しました。火の手は、およそ60年の歴史を持つ凌霄寶殿に及び、建物内部の木造構造が燃え広がり、激しい炎と濃煙に包まれました。台北市消防局は、消防車43台、消防士ら114人、義勇消防士18人を出動させ、20時頃の発火から約2時間後の22時7分に火勢を制圧しました。幸いにも、けが人や犠牲者はいませんでした。
火災後の調査で、凌霄寶殿の1階は全焼、2階の約3分の1が焼損していることが確認されました。内部の装飾や宗教用具も多数が焦げており、現場には焼け跡が散乱しています。火災原因については、まだ分かっていません。電線のショートや線香の火の不始末など、さまざまな可能性が指摘されていますが、消防当局による鑑識調査を待つ必要があります。
台北市長の蔣萬安氏は、SNSを通じて「指南宮は多くの台北市民の記憶に深く刻まれた場所」と述べ、副市長を現場に派遣。市と廟側は、建物の安全性評価や再建の方向性について協議を始めています。台北市議員の苗博雅氏も現場に駆けつけ、「消防士の尽力に感謝し、議会で支援を訴える」と表明しました。
火災の煙は、風の影響で西方面に流れ、文山区だけでなく、新北市の新店、中和、永和などにも達したとされています。ただ、大気汚染の数値には異常が見られず、健康への影響は今のところ確認されていません。今後、建物の構造安全調査や火災原因の特定が進められ、部分修復か全面再建かの判断が下されます。信者にとって精神的な拠り所でもある凌霄寶殿の復興は、今後の大きな課題です。
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- 出典:PR Times
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