気候変動と環境の持続可能性、やさしい都市づくり、スポーツにおける平等——これらは大人の世界の公共課題のように思えるが、実は子どもたちの日常生活と深く関わっている。極端な気候による生活の変化、都市空間の安全性や利便性、さまざまな背景を持つ子どもたちが自由に走り跳ねられるかどうか——これらは子どもたちが毎日直面している問題だ。台湾がより良い未来を目指す中で、私たちは立ち止まり、子どもたちの目線で街を見つめ直し、彼らの本音や期待に耳を傾けるべき時を迎えている。

子どもを主役にした公共行動:大FUN凱道

2024年10月、子どもたちの権利に関心を持つママたちと市民団体が初めて凱達格蘭大道で「大FUN凱道」を開催。政治や公共の場として使われてきたこの空間に、子どもたちの姿と声が加わった。今年の9月19日、富邦文教基金會はママたちと再び凱道を「包場」し、「2026大FUN凱道」を展開。子どもが主役の公共参加活動を継続する。

今回は、子どもたちが単に参加するだけでなく、自ら質問し、探求し、表現し、創作まで行える場となる。一連のプログラムを通じて、子どもたちが公共空間に入り込み、大人たちも子どもたちの視点で見た世界を再発見する機会が生まれる。

富邦文教基金會の執行董事である陳藹玲(チェン・アイリン)氏は、「子どもの声に耳を傾けることこそ、私たち大人が学ばなければならないこと」と強調する。公共参加は大きなテーマから始める必要はなく、日常の小さなことから子どもたちに発信や参加の練習をさせることで、少しずつ自分たちの未来を創っていけると語る。

富邦文教基金會の執行董事・陳藹玲氏は、子どもたちが最も興味を持つ「大統領府の職務」を発表。上位は大統領・副大統領、警備担当、料理人、憲兵、秘書の順だった。

大統領府を訪ねて:子どもたちが最も会いたい人は?

「2026大FUN凱道」の活動エリアは大統領府と凱達格蘭大道に分かれ、府内と府外の二つのゾーンで展開される。子どもの好奇心を起点に、府内では子どもたちが「小さな記者」に変身。府外では映像を通じて、観る側から創る側へと変わる。

大統領府内では、富邦文教基金會が設置した報道センターで『今日は誰に会おう?』という企画を実施。子どもたちに「大統領府で最もインタビューしたい職員」を考えてもらい、その職種と質問内容を記入してもらう。事前に1週間オンラインで質問を募集したところ、多くの応募があり、そこから子どもたちが大統領府や公共事務に対して持つ豊かな好奇心がうかがえた。

「では、子どもたちが最も聞きたいのは誰なのか? どんな質問をするのか?」と陳藹玲氏は語る。投票の結果、最も注目された上位5つの職種は、大統領/副大統領、特別警備/警備担当、料理人、憲兵、秘書の順となった。9月19日の当日、子どもたちは実際に大統領府の報道センターを訪れ、府内の職員に直接質問する。普段は想像するだけの体験が、リアルな取材体験となる。

子どもたちの質問は実に興味深い。ある子どもは憲兵に「一般の人からされた最も驚いた行動は何ですか?」と尋ねる。大統領の食事に興味を持つ子は料理人に「大統領の食事は誰かが毒味をするのですか?」と質問。また、秘書に「大統領に電話をかけるにはどうすればいいですか?」と聞く子もいる。一見無邪気な質問に見えるが、これらは子どもたちが世界を理解し、さまざまな職業を探究するための手段なのだ。

一方、凱道の外では、富邦文教基金會がメディアの重要性に焦点を当て、屋外映画館を設置して良質な映像作品を上映。さらに移動式の撮影ブースを設け、子どもたちに「地球への一言」を録音してもらう企画も実施する。

子どもの視点から、よりやさしい未来を創造する

大統領府の職員に質問することも、凱道で「地球への一言」を発信することも、一見シンプルな行動だが、これらはすべて子どもたちが公共事務に参加する第一歩となる。自分の質問に誰かが答えてくれること、自分の考えに耳を傾けてもらえることを知れば、子どもたちは次第に「自分にも社会に関われる」「生活をもっと良くできる」と信じるようになる。

したがって、次世代にかかわる重要な公共課題に対して、私たちがまずすべきは、子どもたちの答えを急いで決めることではなく、むしろ少しのスペースを譲り、彼らの考えを聞いてみることだ。子どもたちの声を真剣に聴こうとする姿勢こそが、次世代のためによりやさしく、参加意識の高い未来を築く第一歩となる。

2024大FUN 凱道 ビデオリンク:https://youtu.be/gGpbHz0u5-s

【2026 大 FUN 凱道】イベント情報 日時:9月19日(土曜日) 場所:台北市中正区 大統領府および凱達格蘭大道 時間:午前9時より大統領府エリア開放、午前10時より凱道および北広場開放 イベントサイト:https://www.kidsdafun.com/ (複数の無料イベントを受付中)

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  • 出典:PR Times
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