健保署は2024年9月1日から、複数の薬品に対する給付措置を実施する。これには、臨床治療のコンセンサスに合わせた降脂薬の給付範囲の拡大が含まれるほか、希少疾患である陣発性夜間血色素尿症(PNH)や、胆汁うっ滞性のかゆみ症の治療薬も新たに給付対象に加わる。

特に降脂薬に関しては、約105万人の患者が受益すると予想され、薬価への投入額は新台湾ドルで22.8億元に達する見込みだ。

健保署は、「健康台湾-三高防治888」政策の目標を実現するため、心血管疾患の予防と慢性疾患のケアを強化するとしている。今回の措置は、9つの医学会が共同で策定した『2025台湾脂質管理臨床パスウェイコンセンサス』に基づき、動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)のリスクレベルに応じてLDL-Cの治療開始値および目標値を設定し、スタチン系薬、エゼチミブ、エゼチミブとスタチンの複方薬の給付規定を拡大したものだ。

健保署は、給付拡大により、台湾の脂質治療基準が最新の臨床ガイドラインに準拠し、高脂血症患者が早期に適切な薬物治療を受けられるようになると説明している。これにより、心血管疾患のリスクを効果的に低下させ、安定的で包括的な医療ケアを提供できるとしている。

また、希少な胆汁うっ滞性疾患の患者の生活の質を改善するため、2024年9月からマラリキシバット塩化物を含む薬品の給付を開始する。これは、1歳以上のアラジオ症候群(ALGS)および進行性家族性肝内胆汁うっ滞性疾患(PFIC)患者のかゆみ症状の治療に使用される。

健保署によると、胆汁うっ滞はかゆみを引き起こし、患者が繰り返し掻きむしって皮膚が破れ、出血や感染、敗血症を引き起こす可能性がある。新薬は血清中の胆汁酸濃度を低下させ、胆汁酸の蓄積を抑制することで、コントロールが困難なかゆみ症状を効果的に改善し、患者の日常生活の質とケアの成果を高めると期待されている。受益患者数は約18~28人と見込まれ、薬価への投入額は約0.85億元となる。

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  • 出典:PR Times
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