高機動性と打撃火力を強化するため、陸軍は2027年から2033年までの間に570億7156万9千台湾ドルを計上し、輪型戦車を調達する。これは軍備局が開発した105mm輪型戦砲車(獵豹專案)が正式に評価試験に合格したことを意味する。また、軍当局は今後これらの輪型戦車を外島・離島および花東地区に配備する予定であると明らかにした。
国防部は本日、「民国116年度国防部予算書」「国防部115年中共軍力報告書」「五年兵力整建及施政計畫報告」などの国防部主管予算資料を立法院に提出した。
予算書によると、陸軍は高機動性、強大火力、精密なデジタル射撃統制、貫通防止均質装甲以上の防護性能を持つ「輪型戦車」を調達する。これにより、地上部隊の機動打撃能力と迅速な対応力を強化し、外島・離島および花東地区の地形に適した作戦を可能にする。陸軍は、178両の輪型戦車および付属装備の調達に570億7156万9千台湾ドルが必要としており、これを民国116年度から122年度までの予算に計上する。来年度(民国115年度)には、まず8両の輪型戦車と付属装備を28億5453万台湾ドルの予算で調達する予定である。
期待される成果について、陸軍は、輪型戦車の調達により、外島・離島および花東地区で現在運用されているM41D戦車に代わると説明した。高い機動性、柔軟な展開能力、迅速な支援特性により、局所的な優位を形成できる。歩兵と戦車の協同作戦において打撃能力が大幅に向上し、地域防衛段階においては重要港湾や空港などのキーファシリティの防護を実施できる。また、敵軍の行動を牽制・遅滞させ、主力部隊が次段の防衛陣地に移動するのを支援し、外島・離島および花東地区の戦力を強化する。
輪型戦車のD2試作車(図参照)は車体が高すぎるとして批判を受けていたが、D3試作車では車高が低減された。(資料写真、陳昱凱撮影)
軍備局は105mm輪型戦砲車を開発し、D1、D2の試作車を製作した。D3試作車は昨年の国防展示会で初公開された。D1、D2試作車はいずれも車高が高すぎるとして批判を受けていたが、陸軍の評価は通過していたものの、車高の低減が求められていた。最終的に登場したD3試作車は設計変更により車高が3メートル未満に抑えられ、陸軍の評価試験に合格した。
車高の低減に伴い、エンジン配置や内部空間が最適化された。砲塔内には16発の戦車砲弾を、車体内には17発を搭載可能。観測システムは全天候対応で、2500メートル先の車両と1500メートル先の人員を識別できる。砲塔システムは二軸サーボ安定式で、走行中の射撃が可能。2000メートル先の500ミリ鋼板を貫通できる。さらに、M1A2T戦車と同様の「ハンター・キラー」(Hunter-Killer)機能を備えており、交戦時間を短縮し、攻撃効率を高めることができる。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
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