上完トイレ後、マナーフタを閉めてから流すべき?研究が明らかにした『細菌が163cmまで噴出』の全貌
上完トイレ後、あなたは流すときにマナーフタを閉めていますか?この一見些細な行動が、浴室内の細菌拡散を防ぐ鍵となっているのです。複数の海外権威研究が証明しています。流す際にマナーフタを閉めていないと、便器内の病原菌を含む水滴や気溶膠が高速で空中に噴き出し、最大で地上163cmの高さまで達するというのです。これは一般成人の呼吸範囲にちょうど入り、歯ブラシやタオル、ボディソープなど浴室に置かれたアイテムにも影響を及ぼす可能性があります。
米コロラド大学ボルダー校(University of Colorado Boulder)が英国の権威誌『Scientific Reports』に発表した研究では、実験チームが高フレームレートカメラと「グリーンレーザー光」を用いて、流水中の微細水滴の軌道を可視化しました。
米国の研究チームは、カメラでマナーフタの流し過程を撮影しています。(図/YouTubeより)
流す瞬間、便器内の水滴と細菌が毎秒2メートルの高速で外側に噴き出し、わずか8秒で1.5メートル(150cm)まで到達することが確認されています。大きな水滴は数秒で落下しますが、微量の便や尿、嘔吐物が含まれる微細な「気溶膠」は20秒以上も空中に漂い続けます。もし使用者が新型コロナウイルスやインフルエンザに感染していた場合、後続の使用者が吸入や接触によって感染するリスクが高まります。
オーストラリアのフリンダース大学(Flinders University)が22件の関連文献をまとめた調査でも、流水中の高速水流が便器内壁に衝突することで大量の浮遊微粒子が発生し、最大163cmまで到達することが示されています。研究の第一著者であるアディアーニ氏(Lira Adiyani)は、「流す前にマナーフタを閉める」ことを日常的な予防策として推奨しています。これにより、病原菌を含む微粒子を吸い込むリスクを大幅に低減できると述べています。
浴室の細菌から远离する!専門家が教える3つの衛生対策
マナーフタを流す前に閉める習慣を身につけるだけでなく、専門家は以下の3つの衛生対策を推奨しています。
- 流しボタンを押した後は必ず手をしっかり洗う 自宅でも外出先でも、共用設備や流しボタンに触れた後は、石鹸で手をしっかり洗い、清潔なタオルやペーパータオルで乾かすことが大切です。
- アイテムはむき出しで保管しない 歯ブラシ、マウスカップ、化粧品、ボディソープなどは、扉付きの収納キャビネットにしまったり、防塵カバーをつけるなどして、飛散した微粒子による汚染を防ぎましょう。
- マナーフタと蓋を定期的に消毒する 75%のアルコールで拭き掃除するか、漂白剤を水で1:1,000の割合で希釈した液でマナーフタの蓋や便座を拭き、しばらく置いた後に水で洗い流すことをおすすめします。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:調査
- 関連組織:University of Colorado Boulder / Flinders University
- 製品・サービス:トイレ清掃用品 / 衛生管理サービス