国際原油価格が大幅に上昇し、米国債利回りが5%近くに迫る中、アメリカの生産者物価指数(PPI)がインフレ圧力の持続を示したことで、連邦準備制度理事会(Fed)の来週の利上げ観測が高まった。このため、ニューヨークの主要4指数は木曜日(10日)全て下落。さらに台湾指数先物の夜間取引が797ポイント1.7%)下落したことを受け、台北株式市場は本日(11日289.28ポイント0.62%)安の46,651.21ポイントで取引を開始した。

大盤が下げスタートしたことに加え、中小型株もまとめて下落し、店頭市場の櫃買指数は2.2ポイント0.54%)下げて403.04ポイントで寄り付いた。大型株も軒並み下落し、時価総額トップの台湾積電(TSMC)は20元下げの2,430元、聯発科(MediaTek)は85元下げの4,635元、台達電(Delta Electronics)は80元下げの1,595元で始まった。

イランとの軍事的緊張が7か月目に入り、最近さらに激化。これに加え、サウジアラビアが原油生産を1990年以来の最低水準まで削減したことで、世界のエネルギー供給への懸念が急速に高まった。

ブレント原油先物は1バレルあたり6.42ドル(6.34%)上昇し、107.63ドルで取引を終えた。アメリカのWTI原油先物も5月以来初めて100ドルを突破し、6.43ドル(6.69%)高の102.48ドルで終了した。

エネルギー価格の急騰は再びインフレ懸念をあおった。アメリカ10年物国債利回りは一時4.95%を超えて、2023年10月以来の高水準に。金融政策に敏感な2年物も約4.60%まで上昇した。

経済指標として発表されたアメリカ8月のPPIは、前月比0.4%増、前年比5.4%増。前月比は市場予想と一致したが、前年比は市場予想の5.3%を上回った。

CMEグループのFedWatchツールによると、9月16日のFOMC会議で利上げ0.25%(1ベーシスポイント)が実施される確率は約73%に上昇。発表前の約64%から大きく跳ね上がった。

アメリカの主要4指数は全て下落。ダウ工業株30種平均は316.56ポイント0.60%)下げて52,064.10ポイント。ナスダック総合指数は171.62ポイント0.65%)安の26,081.73ポイント。S&P500指数は44.66ポイント0.58%)下げて7,591.70ポイント。フィラデルフィア半導体指数(費半)は317.16ポイント2.66%)下落し、11,614.17ポイントで終えた。

台湾指数先物の夜間取引も797ポイント1.7%)下げて46,072ポイントで終了。台湾積電の先物は取引終了後に32元(1.31%)下げて2,415元で取引を終えた。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース
  • 関連組織:TSMC / MediaTek / Delta Electronics
  • 製品・サービス:国債利回り