アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領は本日、国連を「まったく役に立たない組織」であり、「高圧的で傲慢な寄生虫」で満ちていると痛烈に批判した。同大統領は、英国が支配する海外領土であるフォークランド諸島(Falkland Islands)に対するアルゼンチンの主権主張を、国連が「見て見ぬふりをしている」と非難した。
AFP通信によると、アルゼンチンはフォークランド諸島を「マルビナス諸島(Islas Malvinas)」と呼んでおり、主権を主張している。両国は1982年、この諸島をめぐって戦争状態にまで至った。
2026年3月16日、フォークランド諸島(アルゼンチン称:マルビナス諸島)。(ロイター)
国連はこれまで、両国に対してフォークランド諸島における一方的な行動を停止するよう求める決議を採択している。しかし、アルゼンチン側は英国がこれを公然と無視していると指摘している。
ミレイ大統領は本日の国連総会での演説で、国連が集団的安全保障や人権保護の使命を果たせていないと断じた。その上で、「混乱や暴力、国際テロリズムが横行する中、国連は機能していない」と述べた。
彼はさらに、「国連はもはや役立たずの組織だ。善意を装った官僚たち――実態は極めて傲慢な寄生虫――を養うだけの存在になっている」と強い口調で批判した。また、「ルールを守る者には報いがなく、破る者にも何の制裁もない」と、国際秩序の崩壊を憂慮した。
物言いの激しいことで知られるミレイ大統領は、アメリカのドナルド・トランプ元大統領と近しい関係にあり、ラテンアメリカにおける最も緊密な同盟者の一人とされている。彼はこれまでにも、国連の場を利用して、グローバルガバナンスや自身が「目覚め(wokeness)」と呼ぶ政策に対する批判を繰り返してきた。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:ニュース