特定非営利活動法人あなたのいばしょは、いじめや虐待、孤独・孤立、自殺対策における相談事業に関する連携について、2026年6月1日、広島県呉市教育委員会と「呉のこどもを守るための連携協定」を締結いたします。警察庁・厚生労働省の自殺統計によると、2025年の児童生徒の自殺者数は538人で過去最多となっており、極めて憂慮すべき状況です。呉市においても、いのちに係る事案についての報告や相談が増えていることから、児童生徒がいつでも安心してSOSを出せる相談体制の充実が求められています。呉市教育委員会では、これまでもアンケートや個人面談、「いのちを大切にする教育」、相談窓口の周知、スクールカウンセラーの常駐などに取り組んできましたが、対面での相談よりもSNSやチャットの方が相談しやすい児童生徒もいると考えられることから、本協定を締結することによってチャット相談窓口の開設に向けた取り組みを開始しました。深刻化する孤独・孤立問題に対しては、地域をはじめとする社会のあらゆる分野に孤独・孤立対策の視点を入れ、関係府省庁、地方公共団体及びNPO等が連携し、①声を上げやすい・相談しやすい環境整備、②人と人とのつながりを生むための施策の相乗効果を高める分野横断的な連携の促進、③官民連携の基盤整備の3つの観点に基づく取組が求められています。このたびの締結を受け、両者は、あなたのいばしょに寄せられるこどもからの相談、またはこどもに関する行政へのつなぎ支援が必要な相談に関して、呉市教育委員会の担当者と連携するスキームを確立し運用を開始します。これにより、呉市立学校の児童生徒が必要な支援を受け「若い世代が安心して子どもを産み育て、未来を創る人材を育てるまち」「誰も望まない孤独・孤立に追い込まれることのない社会」「誰も自殺に追い込まれることのない社会」を目指します。あなたのいばしょでは、緊急性の高い相談については相談者の同意を得て居住地を確認し、警察、児童相談所、自立支援相談窓口等、その地域の担当組織につなぎ支援を行う連携体制をとっています。呉市教育委員会との連携を受け、根岸督和理事長は「望まない孤独のない社会を実現する上で、地域との連携が一層進み、非常に喜ばしいことだと捉えています。呉市さんは教育委員会が主導となり、チャット相談という新たな窓口の導入をしてくださった非常に先進的なケースで、今後も他の自治体に波及することを期待します。」と述べています。本事業提携は2026年度末までを対象としており、年度末にはその検証をすることでさらなるこどもへの支援、孤独・孤立・自殺対策につなげていく予定です。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:Partnership Announcement
- 関連組織:特定非営利活動法人あなたのいばしょ