特殊詐欺やフィッシング詐欺の対策サービスを提供するトビラシステムズ株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:明田 篤、証券コード:4441、以下「トビラシステムズ」)は、2026年7月に当社調査で確認された詐欺電話や詐欺SMSに関する独自調査レポートを公開します。(調査期間:2026年7月1日〜7月31日)
また、直近の当社調査で確認された傾向についてもお知らせいたします。
主要指標 — KEY FIGURES
<調査サマリー>
◉ 国際電話番号を使った不審電話が大幅に増加
◉「+1」などの国番号からの不審電話が増加、宅配事業者をかたる自動音声電話も多発
◉ 宅配・デリバリーをかたるSMSが増加、金融・決済サービスも引き続き多発
◉ 架空料金請求詐欺SMSで新手口、URLからインターネット電話へ誘導
1. 詐欺電話レポート
○国際電話番号を使った不審電話が大幅に増加
2026年7月に新たにトビラシステムズの迷惑電話番号データベースに登録された番号の種別割合は、国際電話番号が70.0%(前月差+20.0pt)で、前月から大幅に増加し、引き続き高い水準で推移しています。
携帯電話番号は15.6%(前月差−7.4pt)、固定電話番号は2.9%(前月差−5.2pt)、特定IP電話番号(050番号)は8.7%(前月差−4.5pt)で、いずれも前月から減少しました。
○「+1」などの国番号からの不審電話が増加、宅配事業者をかたる自動音声電話も多発
当社の調査で、2026年7月に着信件数が多かった国際電話の国番号は、上位からアメリカ合衆国やカナダなどの北米地域、オーストラリア・クリスマス島・ココス諸島、ロシア・カザフスタン、シンガポール、東ティモールでした。
国際電話番号からの不審電話が増加しており、「+1」で始まる北米の国際電話番号からは、警察官をかたる「ニセ警察詐欺」のほか、通信事業者や金融機関、宅配事業者、厚生労働省などをかたる不審な発信が多数確認されました。
また、「+61」「+7」「+65」など複数の国番号から、「日本郵便」などの宅配事業者をかたり、「荷物を預かっている」「確認する場合は1を押してください」などと案内する自動音声の電話も確認されています。実在する企業や公的機関をかたり、自動音声で番号操作を促してオペレーターにつなぐ手口が広く使われているとみられます。
2. 詐欺SMSレポート
○宅配・デリバリーをかたるSMSが増加、金融・決済サービスも引き続き多発
2026年7月は、金融・決済サービスをかたる手口の割合が34.9%と、前月から減少したものの高い水準で推移しています。また、宅配・デリバリーをかたる手口の割合が27.4%と前月より増加しました。これは、「ヤマト運輸」をかたる手口の増加が影響しています。
○クレジットカード会社や「ヤマト運輸」をかたるSMSが多発
実在する企業やブランドをかたるSMSについて、2026年7月は「三井住友カード」や「Mastercard」など、クレジットカード会社を装うSMSが多発しました。下旬には「Mastercard」と入れ替わるように、「ヤマト運輸」をかたるSMSが増加しました。
<参考資料>
弊社を装った不審なメールやSMSにご注意ください(三井住友カード)
https://www.smbc-card.com/mem/cardinfo/23/cardinfo4010384.jsp
ヤマト運輸の名前を装った「迷惑メール」が多発しています。「なりすましサイト」への誘導に十分ご注意ください(ヤマト運輸)
https://www.yamato-hd.co.jp/important/info_181212.html
詐欺SMSの検知状況をリアルタイムに観測し可視化する「詐欺SMSモニター」で、詐欺SMSに関する最新情報をご確認ください。
詐欺SMSモニター
https://smon.tobila.com/
3. <トピック>架空料金請求詐欺SMSで新手口、URLから通話へ誘導
従来の架空料金請求詐欺では、SMSに記載された電話番号へ電話をかけさせ、未納料金などの名目で金銭をだまし取る手口が多く確認されていました。
一方で、2026年7月下旬ごろから8月現在にかけて、SMSに記載されたURLから偽サイトへ誘導し、サイト上で起動されるインターネット電話を介して犯行グループと通話させる新たな手口が、トビラシステムズの調査で確認されています。
この手口では、まず「お客様に伝えたいことがあります」「至急ご連絡ください」などと記載されたSMSが届き、本文中のURLへのアクセスを促されます。URLにアクセスすると偽サイトが表示され、サイト内の通話ボタンからブラウザ上でインターネット電話が起動し、犯行グループにつながります。当社の調査では、通話を進めると、架空サービスの未納料金支払いの名目で、金銭の振り込みを要求されることが確認されました。
近年、電話番号の判定による迷惑電話のフィルタリングに加え、通話音声を解析し、特殊詐欺の可能性を検知する機能やサービスの提供が進んでいます。こうした特殊詐欺対策の拡大を受け、犯行グループが、電話番号判定による迷惑電話のフィルタリングや、通話内容の解析を回避する目的で電話の利用を避け、インターネット電話を利用する手口へ変化させている可能性も考えられます。
実際の手口をもとに解説した動画を、当社YouTubeで公開しています。
https://youtube.com/shorts/uR7NStMUefk?feature=share
<対策>
◉ 身に覚えのないメールやSMSに記載されたURLにはアクセスしない
◉ 日頃利用するサービスは、公式アプリやブックマークした正規サイトから確認する
◉ 少しでも不審に感じた場合は操作を中止し、画面を閉じる
◉ 迷惑SMS対策アプリを活用し、詐欺の恐れがあるSMSを自動でブロック
4. トビラシステムズについて
テクノロジーで社会課題の解決を目指し、特殊詐欺やフィッシング詐欺、グレーゾーン犯罪撲滅のためのサービスを提供しています。詐欺電話・詐欺SMS等の情報を収集・調査してデータベースを構築し、自動でフィルタリングする「迷惑情報フィルタサービス」は、固定電話、モバイル、ビジネス向けに展開し月間約1,500万人にご利用いただいています。
<会社概要>
会社名 :トビラシステムズ株式会社 代表者 :代表取締役社長 明田 篤 証券コード:4441(東証スタンダード市場) 設立 :2006年12月1日 所在地 :愛知県名古屋市中区錦2-5-12 パシフィックスクエア名古屋錦7F 公式サイト:https://tobila.com/
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:企業プレスリリース
- 関連組織:トビラシステムズ株式会社 / ヤマト運輸 / 三井住友カード