北海道大学北方生物圏フィールド科学センター水圏ステーションの宮下和士教授の研究チームと株式会社UMIAILEは、海洋生態系の可視化を目的とした共同研究の一環として、2026年4月に北海道乙部町沿岸海域で小型無人ボート(ASV)の試験運用を実施した。近年、地球温暖化等による海洋生態系の急変化を捉えることが求められる中、全長2メートルクラスのASVを実海域へ進水させ、独自開発の姿勢制御技術を用いて安定した自律航行を行った。機体に搭載した魚群探知機と多項目水質計により、水深、水温、塩分濃度、濁度等のリアルタイムかつ安定した海洋環境データの取得に成功し、システムの有効性を実証した。本成果は、広範囲の変動をリアルタイムに捉える「大規模スマートセンサーネットワークシステム」の構築に向けた重要なマイルストーンとなる。両者は2025年3月に共同研究契約を締結し、UMIAILEの姿勢制御・無人自律航行技術と北海道大学の海洋計測の知見を融合させた開発プロジェクトを進めてきた。今回の試験運用で得られた知見を活用し、社会実装に向けたさらなる開発を推進していく。

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  • 出典:PR TIMES
  • 分類:oceanography