組織・人事コンサルティングファームであるセレクションアンドバリエーション株式会社(以下、当社/本社:大阪市西区、東京・名古屋オフィス/代表取締役社長:平康慶浩)は、映像総合プロダクションである株式会社鹿児島ビジョン様(KYT鹿児島讀賣テレビグループ、以下、KVI様)の人事制度改革を支援しました。

今回の人事制度改革では、社員の年齢構成の変化や若手人材の処遇改善といった課題を踏まえ、年功的な制度から、担う役割や能力をより適切に反映する制度への転換を支援しました。マネジメントを担う「管理・監督職」と、専門性を発揮して貢献する「管理職」の役割を整理するとともに、等級ごとの期待役割や給与レンジを明確化。若手社員についても、自身の現在地と次に目指すキャリアを具体的に描ける制度としました。

制度導入後は、管理職層が自身の役割を踏まえて発言・行動する場面が増えるなど、組織内の意識にも変化が見られています。

概要

年功的な制度からの転換 ― 年齢構成の変化と、若手の処遇改善

KVI様は、1993年に設立され、放送局の送出業務やスタジオ運用、番組・CM・ビデオパッケージの制作、報道関連業務などを手がける映像総合プロダクションです。鹿児島・宮崎エリアの映像制作を長年支える一方、社員の年齢構成の変化を見据えた人件費構造と、長期間見直されてこなかった給与水準が課題となっていました。

また、従来の制度には年功的な要素が残っており、若手社員の待遇改善や、期待する役割に応じた人材登用を実現する仕組みづくりも求められていました。

当社は、将来にわたり持続的な組織運営を実現するとともに、社員一人ひとりが自身の役割やキャリアをより明確に描ける人事制度への転換を支援しました。

(インタビュー記事より抜粋) 「年功的な制度を変えて、期待する役割に見合った形で人材を登用していく仕組みにしていかなければならない。」(代表取締役社長 久松氏)

マネジメントと専門性の役割を分離し、移行にも配慮した制度設計

新制度では、マネジメントを担う「管理・監督職」と、専門性を発揮して貢献する「管理職(スペシャリスト)」を分離し、それぞれに求められる役割を明確化しました。

等級ごとの期待役割と給与レンジを定めることで、担っている役割と処遇の関係が分かりやすい制度へと見直しています。あわせて給与テーブルを見直し、若手社員の処遇改善と採用競争力の向上を図りました。

一方、旧制度には年功的な要素が残っていたため、旧等級・役職を単純に横スライドさせると、実際の役割・処遇と新制度の設計思想が乖離するという課題がありました。

そこで一人ひとりの状況を確認しながら位置づけを検討し、急激な処遇変化が生じないよう調整給を設けるなど、社員の生活設計にも配慮した移行設計を行っています。

(インタビュー記事より抜粋) 「当時は、誰がマネジメントを担い、誰が専門性で貢献するのかという線引きが制度として示されていませんでした。」(取締役・経営管理センター長 吉留氏)

従業員・労働組合との合意形成 ― 2回のアンケートを通じて理解が浸透

制度設計の途中で2回のアンケートを実施し、従業員や労働組合から寄せられた意見を確認しました。

1回目では率直な意見が数多く挙がりましたが、一つひとつに説明を重ねた結果、2回目には意見が落ち着き、制度への理解が広がっていることが確認できました。

一律のパッケージを当てはめるのではなく、これまでの制度や社員の状況、KVI様が大切にしてきた考え方も踏まえながら、同社の実態に合わせた制度を設計しています。

(インタビュー記事より抜粋) 「2回目には意見が落ち着いていて、皆さんに理解が広がっていることを感じました。」(取締役・経営管理センター長 吉留氏)

制度導入後の変化と、これからの展望

期待役割を繰り返し説明したことで、管理職層が自身の役割を踏まえて行動する意識が高まりました。管理職会においても発言が積極的になり、役割を踏まえた意見が増えています。若手社員についても、自身の成長段階や次に目指す役割を具体的に考えられるようになるなど、制度を起点とした意識の変化が生まれています。

KVI様では、今回構築した制度を完成形と捉えるのではなく、今後数年にわたって運用しながらブラッシュアップを重ね、社員にとってより納得感のある仕組みとして定着させていくことを目指しています。

(インタビュー記事より抜粋) 「それぞれが目標を持って、『自分は今このレベルにいるから、次はここを目指す』ということを具体的に考えられるようになりました。」(運用技術センター長 松江氏)

本取り組みに関するインタビュー記事

本取り組みの背景や人事制度改革のプロセス、制度設計で重視したポイント、制度導入後の変化について、株式会社鹿児島ビジョン様 代表取締役社長 久松氏、取締役・経営管理センター長 吉留氏、運用技術センター長 松江氏へのインタビュー記事で詳しくご紹介しています。

株式会社鹿児島ビジョン様 インタビュー記事 「役割の明確化と若手の処遇改善で次の成長を支える人事制度改革」

https://sele-vari.co.jp/interview/15422/

当社サービスのご紹介

セレクションアンドバリエーション株式会社では、企業の経営戦略や組織課題に合わせた人事制度設計・運用支援を行っています。等級・評価・報酬制度の設計に加え、制度導入時の社員への説明や移行設計、評価者研修、導入後の運用改善まで、企業ごとの状況に合わせて支援しています。

本事例に関連するサービス

・役割等級制度設計 https://sele-vari.co.jp/servicepage/role-job-grade/

・等級に合わせた給与テーブル設計 https://sele-vari.co.jp/servicepage/designaccordingtograde/

・複線型コンピテンシー・行動等級制度設計 https://sele-vari.co.jp/servicepage/competency-grade/

・評価制度設計総合 https://sele-vari.co.jp/servicepage/personnel-evaluation/

・報酬水準・市場比較分析 https://sele-vari.co.jp/servicepage/rewardsdatabase/

セレクションアンドバリエーション株式会社について

「組織・人事領域」に特化した高い専門性を持つ人事コンサルティングファーム。東証一部上場企業から従業員数数十名規模の中小企業まで多様な業種、規模の企業に対して戦略実現と業績向上に資する変革を支援。

企業の人事戦略策定、人事制度設計、人事制度運用、組織風土改善、その他経営幹部教育など、人と組織にかかる変革を促進している。

「ジョブ型雇用」にいち早く対応した実績をもとに改革を支援

主要指標 — KEY FIGURES

1993年
1993年に設立され
2006年
2006年3月有限会社として設立
200社以上
200社以上の変革を支援してきました

代表の平康は、90年代の成果主義人事制度が広がっていた時代にいち早く大手電機メーカーに対し、ジョブ型雇用に対応した人事制度導入を実現しました。以来、新卒一括採用、年功序列昇格、定期昇給、終身雇用に対し「本当に企業は成長できるか」「事業を伸ばし利益を出すために人事にできることは何か」を問いかけつつ200社以上の変革を支援してきました。

今私たちはコロナショックによる働き方の変化、ライフスタイルの変化をもとに、ピンチをチャンスとして伸ばすためのマネジメント変革を支援しています。

2020年度以降のご支援実績企業の一部

製薬業(東証プライム上場)

ITプラットフォーマー(東証プライム上場)

専門商社(東証プライム上場)

システム開発業(東証プライム上場)

監査法人系コンサルティングファーム

通信建設業(東証プライム上場)

その他非上場企業(製造業、サービス業等)

【会社概要】

ミッション:  企業と個人の成長をあたりまえにする

会社名:    セレクションアンドバリエーション株式会社

本社所在地:  〒550-0005 大阪府大阪市西区西本町1丁目2-17 本町グランドビル 7F

事業内容:   組織・人事コンサルティング

設立:     2006年3月有限会社として設立(2011年6月株式会社化)

会社HP:    https://sele-vari.co.jp/

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:prtimes
  • 関連組織:セレクションアンドバリエーション株式会社 / 株式会社鹿児島ビジョン / KYT鹿児島讀賣テレビグループ